もう時代遅れ? 海外で昔流行ったカーアクセサリー 20選 自動車電話からミックステープまで
公開 : 2022.12.03 06:05
ワイルドなグラフィック
ラッピングが普及する以前は、カーステッカーが世界的な流行だった。ティミー・マレットのシャツが地味に見えるほどの派手な色使いで、「趣味のいい」グラフィックをボディに貼り付けることができたのだ。WILD THING、HOT HOT、CRUSIN’、NO WORRIES、TOPLESSなど、大文字や斜体で書かれている。
一部のメーカーも積極的で、特にスズキは、ステッカーからサイドストライプまで、あらゆるものを用意していた。
グリルガード
まだ歩行者の安全性が今ほど重視されていなかった時代、映画『マッドマックス』に出てくるようなグリルガード(ブルバーやカンガルーバーとも呼ばれる)を装備したクルマが数多く販売されていた。大型動物との衝突時に車体への損傷を抑えるためのものだが、単なるドレスアップパーツとしても人気が高い。
現在、安全基準を満たした製品であれば装着しても問題ないが、2000年代に入ってから各国で規制が厳しくなり、見かけることは少なくなった。
プラスチック製ボディキット
1990年代、DIYでクルマを改造する人たちに向けたプラスチック製のエアロパーツやアクセサリーが爆発的に増加した。カスタム系の自動車・バイク雑誌に触発された若者を中心に、ありとあらゆるキットが売れまくった。
実際に走行性能を高めるアイテムもあれば、見た目だけのものもある。ちょっと粗悪なものもあって、後付けのリアウィングが雨漏りの原因となることもしばしば。ボンネットに貼るフェイクのエアダクトなども人気だった。「なんで金を払ってそんなものを付けるんだ」と思われる方もいるかもしれないが、最近の自動車メーカーだってフェイクのマフラーを堂々と装備しているのだ。
タックスディスク・ホルダー
タックスディスク(Tax disc)とは、英国の道路税支払証明書のことで、丸い形をした納税証明書である。英国ではクルマのフロントガラスに貼り付ける必要があるのだが、そのためのアイテムがタックスディスク・ホルダーだ。
クルマを購入するとホルダーもついてくるのだが、2.5ポンド(約400円)でプレイボーイ仕様にすることができた。あるいは、フォード・フィエスタ1.1L用のRSコスワース特製ホルダーなんかもある。また、写真のジャガーのように、もっと華やかなものも売られている。
自動車電話
現在、ほとんどのクルマでBluetooth、アップル・カープレイ、アンドロイド・オートなどを使ってスマートフォンとペアリングすることが可能だ。昔の自動車電話が懐かしいとは言わないが(それほど素晴らしいものではなかったため)、成功のシンボルとも言えるアイテムだった。
黒電話、公衆電話、折りたたみ式携帯電話はすべてスマートフォンに取って代わられたようだ。