もう時代遅れ? 海外で昔流行ったカーアクセサリー 20選 自動車電話からミックステープまで

公開 : 2022.12.03 06:05

クロームのフェンダートリム

ホイールフェンダーに貼るクロームパーツは、見た目はいいとしても、水が溜まるし、注意しないと錆びかねない。ローライダーなどで見かけることはあるが、近年はクロームパーツそのものが新型車から遠のきつつあるように感じられる。

クロームのフェンダートリム
クロームのフェンダートリム

ミックステープ

自分好みの楽曲を自由にまとめたミックステープ。その制作にどれだけの時間と労力が費やされたかを、今の子供たちは知らない。ソロドライブや恋人とのロマンチックなお出かけのために用意された、お気に入りのセレクション。

Spotifyのプレイリストをシャッフルして聴くのとはわけが違う。ロマンはどこへ消えたのやら。カセットテープを巻き戻すための鉛筆も、もう持ち歩くことはない。

ミックステープ
ミックステープ

ゴーファスター・ストライプ

このストライプの歴史は、1960年代のレースコンストラクター、ブリッグス・カニンガムに遡る。当初は「カニンガム・ストライプ」と呼ばれていたが、今では「ゴーファスター・ストライプ」などと呼ばれている。レーシングカーだけでなく、あらゆるタイプのクルマに使用され、スピード感を演出してきた。

ゴーファスター・ストライプ
ゴーファスター・ストライプ

ビニールルーフ

コンバーチブルに乗っているように見せかけるためのもの。開くことはない。1970年代には米国を中心に人気が高まり、人々の憧れの的となった。ビニールルーフのフォード・コルティナに乗っていたら、それだけで仕事が上手くいっている証になる。そろそろビニールルーフが復活してもいいのでは?

ビニールルーフ
ビニールルーフ

ヘッケブレンデ

これはまた流行りそうなカーアクセサリーだ。ヘッケブレンデ(Heckblende)は、2つのリアライトをつなぐ赤い反射板で、あたかも1つのライトユニットのように見せるものだ。1980年代から90年代にかけて、フォルクスワーゲン・ゴルフアウディ・クーペ、サーブ9000などに装着され、人気を博した。

後付けのアフターマーケットパーツも販売されており、リアの印象をがらりと変えることができる。

ヘッケブレンデ
ヘッケブレンデ

CBラジオ

カーアクセサリーの中には、流行の変化や新しい技術によって時代遅れになってしまうものもある。CB(Citizen’s Band)ラジオは後者にあたり、携帯電話の登場によってほとんど廃れてしまった。米国などでは、今でも長距離トラック運転手の良き相棒となっている。

CBラジオ
CBラジオ

スピードカメラ探知機

スピードカメラ探知機やレーダー探知機は今でも販売されている一般的な商品だが、車載ナビやスマートフォン向けアプリによって淘汰される可能性がある。いずれにせよ、国によっては違法とされている。欧州では多くの国で禁止されており、中には所持しているだけで罰金となることもあるようだ。

スピードカメラ探知機
スピードカメラ探知機

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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