ダートを走るウラカン ランボルギーニ、オフロード仕様の新型「ステラート」発表

公開 : 2022.12.01 06:05

ウラカン・ステラートの誕生秘話

ランボルギーニの2人の重鎮が、ウラカン・ステラートの開発経緯について語ってくれた。

ランボルギーニの最高技術責任者、ルーベン・モア

「わたし達2人は、ランボルギーニで働き始めてすぐ、ステラートの話を始めました。好きなクルマについて話しているうちに、ランチア・ストラトスに行き着いたんです。そして、古い開発車両を使い、オリジナルのコンセプトモデルを作りました」

ランボルギーニ・ウラカン・ステラート
ランボルギーニ・ウラカン・ステラート    ランボルギーニ

「ドライビング・エクスペリエンスは大きく異なるでしょう。サスペンションはよりソフトで、ローリングやピッチングを最小限に抑えようとする点はスポーツカーと同じです。ラリークロスのような感じですね。安定性を確保するためのセッティングは、タイヤの観点からもチャレンジングなものでした」

ランボルギーニのデザイン責任者、ミィティア・ボルケルト

「わたしはずっと、スーパースポーツカーを予想外の環境に置くというアイデアが好きだったんです。このコンセプトはとてもシンプルなので、誰もがすぐに理解し、顧客も熱狂的でした。しかし、ステファン・ヴィンケルマン(CEO)が会社に戻ってきたときに『イエス』と言ったのは画期的なことでしょう。これは間違いなく従来のランボルギーニとは違うのですから」

「ルーフマウント型のエアインテークが必要だとわかったのはテスト中のことで、エンジンがホコリを吸いすぎているというか、フィルターがすぐに目詰まりしてしまうんです。本格的なオフロードを走るために設計されたのですから、それ相応の性能は必要です。そして、皆さんにはそのような走りをする機会を見つけてほしいと思っています。汚れてもいいし、多少傷ついてもいいんです」

記事に関わった人々

  • 執筆

    マイク・ダフ

    Mike Duff

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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