大画面ナビ、選ぶの迷ったら? 予算10万円で8V型フローティング、ケンウッド彩速ナビTYPE Sに注目

公開 : 2022.12.02 17:35  更新 : 2023.11.24 14:38

HDMI入力あり! 車内で動画サービスを

エンタメ機能についても豊富に用意。

地デジやDVD、CD、SDメモリーカードなどで映像・音楽を再生できるのはもちろん、USB端子やHDMI端子、Bluetoothなどに手持ちの機器を接続することもできる。

クラスで唯一となるHDMI入力端子搭載機。HDMIケーブルは別売オプションだ。
クラスで唯一となるHDMI入力端子搭載機。HDMIケーブルは別売オプションだ。    浜先秀彰

なかでもクラスで唯一の対応となるHDMI入力は、スマホやビデオカメラの映像を8V型の大きな画面で見られ、Amazon Fire TV Stickなどサブスク系動画サービスの視聴をする楽しみが広がる。

いずれのソースについても音響カスタマイズ機能によって、自分好みのイイ音で味わえる。

ビクタースタジオの収録技術とケンウッドのオーディオ技術から生まれた高音質化技術「K2テクノロジー」や全ソースをハイレゾ音質へと高められる「192kHz/32bitアップコンバート」、だれでも手軽にセッティングができる「リスニングポジション調整」「フロントフォーカス調整」「13バンドグラフィックイコライザー」などを搭載。USBメモリーや接続機器に収録したハイレゾ音源(WAV/FLACファイル)の再生にも対応している。

このように機能満載といえる1台に仕上げられているが、ユーザーの使い方に合わせてシステムアップができる周辺機器も数多く用意する。

連携ドラレコも 彩速シリーズ、価格帯で検証

ケンウッドでは「スマート連携」と名付け、2カメラ型ドライブレコーダー、ETC2.0車載器、マルチビューカメラ、リアモニター、ハイレゾスピーカーなどを揃えている。

なかでもドライブレコーダーとの組み合わせはイチオシで、記録映像の再生や設定操作をナビ画面上で行えるなど使い勝手がとてもいい。

「MDV-S809F」と連携できる2カメラ型ドライブレコーダー「DRV-MN970(写真はフロントカメラ)」。コンパクトカーでも気にならないサイズが嬉しい。
「MDV-S809F」と連携できる2カメラ型ドライブレコーダー「DRV-MN970(写真はフロントカメラ)」。コンパクトカーでも気にならないサイズが嬉しい。    JVCケンウッド

リアカメラの映像をバックミラー代わりやバックカメラのサポートに使用することもでき、当て逃げ・車上荒らしの様子を捉えられる駐車監視録画機能も搭載している。

それも、コンパクトな2台のセパレート型カメラを備えた「DRV-MN970」とルームミラー型の「DRV-EMN5700」の2タイプから選べる。

ここまで紹介したように「MDV-S809F」はクラストップレベルといえるほど魅力の詰まった1台。予算が10万円前後という人に自信を持ってオススメできる。

なお、彩速ナビには「TYPE M」というコダワリ派向けのフラッグシップシリーズもある。

こちらにもフローティングモデルがあり、「MDV-M909HDF(JVCケンウッドストアで15万1800円/税込)」はひと回り大きく解像度が2.4倍となる9V型HDディスプレイを搭載している。

最後に、さらに悩ませてしまうかもしれないが……。

そのTYPE Mの7V型HDディスプレイ搭載の「MDV-M809HDW(200mmワイドサイズ)」、「MDV-M809HD(2DINサイズ)」は、今回紹介した「MDV-S809F」と同じ実勢価格。TYPE Mの7V型の予算で、TYPE Sなら8V型フローティングタイプを購入できるわけだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。

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