新型メルセデス・ベンツEQT 欧州発表 上質な電動ミニバン、キャンパー仕様も

公開 : 2022.12.05 06:25

アウトドア要素満載のキャンピングカー

メルセデス・ベンツは、EQTのキャンピングカー仕様としてコンセプトEQTマルコポーロを公開している。現時点ではコンセプトモデルだが、2023年後半に生産が開始される予定となっている。

標準仕様のホイールベースは2716mmだが、コンセプトEQTマルコポーロは2898mmまで延長されていると予想される。

メルセデス・ベンツ・コンセプトEQTマルコポーロ
メルセデス・ベンツ・コンセプトEQTマルコポーロ    メルセデス・ベンツ

ボディ拡大に伴い、機能性も拡充しているようだ。ポップアップルーフには1970mmx870mmのベッドが収納され、リアにはベンチシートを左右に配置し、2000mmx1150mmのセカンドベッドを置けるようになっている。

メルセデス・ベンツによると、ポップアップルーフを展開した状態では、大人が立てるほどの室内高があるという。また、ルーフ上部にはソーラーパネルが内蔵され、補助機能用の小型バッテリーを充電できるとのこと。

さらに、電動で高さを調節できる折りたたみ式テーブル、16Lの冷蔵庫、取り外し可能なガスコンロ、12Lのウォータータンク付きの洗濯設備、計7つのUSBポートなど、アウトドア向けのさまざまな装備が見られる。

メルセデス・ベンツは、追加キットとして「マルコポーロ・モジュール」も開発しており、TクラスとEQTに設定される予定だという。詳細はまだ明らかにされていないが、2列目シートを倒してベッドを作る機構や、簡易のキッチンユニットも含まれるようだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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