メルセデス・ベンツの主力セダン 次期「W214型」Eクラス、プロトタイプ発見 デビューは2023年か

公開 : 2022.12.05 18:25  更新 : 2022.12.05 21:01

メルセデス・ベンツの次世代Eクラスのプロトタイプが欧州で目撃されました。先進の自動運転技術と5G通信機能を搭載し、エンジンラインナップも刷新される見通しです。

次期Eクラス発見 中身が大幅進化

メルセデス・ベンツの次世代Eクラス(W214型)のプロトタイプが欧州で目撃された。2023年に発売される見込みである。

プラットフォーム、エンジン、電気アーキテクチャが大幅に改良され、レベル3の半自動運転や5G接続などの新機能が実装されると予想されている。

欧州で目撃された次期メルセデス・ベンツEクラスのプロトタイプ
欧州で目撃された次期メルセデス・ベンツEクラスのプロトタイプ    AUTOCAR

エンジンは、現在の4気筒および6気筒の電動化バージョンを使用する見通し。

直列4気筒ガソリン「M254」と直列4気筒ディーゼル「OM654」には、スタータージェネレーターと48Vシステムが組み合わされ、排気システムを改良して次期排出ガス規制ユーロ7に対応する。

ターボチャージャー付き2.9L直列6気筒ガソリン「M256」とターボチャージャー付き3.0L直列6気筒ディーゼル「OM656」も同様の改良を受ける予定で、マイルドハイブリッドとプラグインハイブリッドが設定される。

プラグインハイブリッド車には、メルセデスS 580eと同じ28.6kWhのバッテリーが搭載され、航続距離は100km以上となる見込み。

スタイリングは、最新のメルセデス・ベンツSクラスに似たデザインを採用している。今回撮影されたプロトタイプでは大部分がカモフラージュにより隠されているが、リアエンドはSクラスと新型Cクラスをミックスしたようなデザインだと言われている。

インテリアもほとんどが隠れているが、大型のセンターディスプレイや独立したメーターディスプレイが確認できる。

メルセデス・ベンツは、このセダンモデルとともに、ステーションワゴンとオールテレインを導入する予定だ。また、詳細は明らかにされていないが、Eクラス・クーペ/カブリオレの後継として、新たにCLEクラスの開発が進められているようだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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