マツダ6に20周年車! 第4の「匠塗」登場 商品改良でどう変わる? スポーツアピアランスも

公開 : 2022.12.09 11:34  更新 : 2022.12.09 12:15

マツダ6に、アテンザ誕生20周年の特別仕様車が登場。あわせて商品改良に。価格/内装を解説します。「スポーツアピアランス」も加わりました。

20thアニバーサリーエディションとは

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

マツダが「マツダ6(セダン&ワゴン)」の前身であるアテンザが誕生してから20周年となる特別仕様車などを追加設定して、予約受付けを開始した。

あわあせてマツダ6シリーズの商品改良も実施。いずれも発売は12月下旬を予定している。

アテンザ誕生20周年を記念した特別仕様車「マツダ6セダンXD 20thアニバーサリーエディション。写真は匠塗第4弾の外装色、アーティザンレッドプレミアムメタリック。
アテンザ誕生20周年を記念した特別仕様車「マツダ6セダンXD 20thアニバーサリーエディション。写真は匠塗第4弾の外装色、アーティザンレッドプレミアムメタリック。    前田惠介

2022年は、ダイハツの軽2シーター・オープンカー「コペン」も発売から20年目を迎え、台数限定の記念車を発表。1週間も経たずに完売するなど話題を呼んだ。

今回マツダ6に追加設定された特別仕様車「20thアニバーサリーエディション」は、初代に当たるアテンザが誕生してから20周年を迎えたことに対する、ユーザーへの感謝の気持ちを込めたモデルだ。

ボディカラーは、マツダ独自の塗装技術「TAKUMINURI(匠塗)」による特別塗装色第4弾となる新色「アーティザンレッドプレミアムメタリック」を専用色として国内初採用。

透明感と熟成した濃厚な深みの両立を目指した、プレミアムな価値を訴求するより深みの強い赤色だ。

また、匠塗の第3弾であるロジウムホワイトプレミアムメタリックも選べる。

内装はタンカラーのレザー

XD Lパッケージをベース車に、エクステリアでは、フロントフェンダー部バッジ、シルバー塗装のフロントグリル、高輝度塗装の19インチ・アルミホイールなどが専用装備として与えられる。

インテリアでは、「20」ロゴ入りフロントシートヘッドレスト、レガーヌ/タンカラーのインテリアトリム、ナッパレザーシート(サイドはナッパレザー/タンカラー、センターはレガーヌ/タンカラー)、マットブラウンヘアラインのインパネデコレーションパネルを専用で装備する。

マツダ6セダンXD 20thアニバーサリーエディションの前席内装。ヘッドレストに「20」のロゴが入る。市販仕様は、チルトアップ機能付き電動スライドガラスサンルーフが標準装備される(写真は開発車両)。
マツダ6セダンXD 20thアニバーサリーエディションの前席内装。ヘッドレストに「20」のロゴが入る。市販仕様は、チルトアップ機能付き電動スライドガラスサンルーフが標準装備される(写真は開発車両)。    前田惠介

また、電動スライドガラスサンルーフも特別装備した。

パワートレインは2.2Lの直4ターボディーゼルに6速ATを組み合わせる。

消費税込みの車両価格は、セダン/ワゴンとも共通で、2WD(FF)が442万2000円、4WDが466万2900円となっている。

スポーツアピアランス登場

マツダ6には、これまでも「ブラックトーン・エディション」というスポーティ指向の特別仕様車を設定していた。

今回の商品改良では、その世界観をさらに進化させた新グレード「スポーツアピアランス」を設定している。

マツダ6の商品改良を機に加わる新グレード「スポーツアピアランス」。写真はマツダ6ワゴンXDスポーツアピアランス(ソウルレッドクリスタルメタリック)。
マツダ6の商品改良を機に加わる新グレード「スポーツアピアランス」。写真はマツダ6ワゴンXDスポーツアピアランス(ソウルレッドクリスタルメタリック)。    前田惠介

エクステリアにはブラックトーン・エディションで採用したブラックメタリック塗装の19インチ・アルミホイールやグロスブラックのドアミラーカバーに加え、新たに前後シグネチャーウイング/フロントバンパーロアガーニッシュ/ルーフレールをブラックで統一し、マツダ6の持つスポーティさをさらに強調。

走りの情熱をつかむ、大人のスポーツモデルに仕上げられている。

パワートレインは、2.5Lの直4ガソリン(25S)、2.2Lの直4ターボディーゼルに、いずれも6速ATを組み合わせる。

消費税込みの車両価格は、セダン/ワゴンとも共通で、25S(FFのみ)は351万7800円、XD(FF/4WD)は389万8400円/413万8200円となっている。

記事に関わった人々

  • 撮影

    前田惠介

    Keisuke Maeda

    1962年生まれ。はじめて買ったクルマは、ジムニーSJ30F。自動車メーカーのカタログを撮影する会社に5年間勤務。スタジオ撮影のノウハウを会得後独立。自動車関連の撮影のほか、現在、湘南で地元密着型の写真館を営業中。今の愛車はスズキ・ジムニー(JB23)
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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