派手すぎる1980年代のカスタムカー 20選 お金持ちが買い漁った名作・珍作・駄作

公開 : 2022.12.11 18:05

フーパー・ターボR(1988年)

1805年に開業し、1959年に閉鎖したフーパー社。ロールス・ロイスベントレーの特別仕様車を中心に手がけていたが、1988年に復活を果たし、ロールス・ロイス・シルバースピリットとベントレー・ターボRの2ドアモデルを発表する。見た目は当時の他社製品に比べれば控えめだが、それでも呆れるほど高価なものであった。

フーパー・ターボR(1988年)
フーパー・ターボR(1988年)

カメレオン1000 SEL(1983年)

デザイナーや企業のクラフトマンシップは否定しない。しかし、どんなにお金があっても、このクルマを買うくらいなら自分の足で歩く、という人も少なくないはずだ。

カメレオン1000 SEL(1983年)
カメレオン1000 SEL(1983年)

マルコム・コール・レンジローバー(1985年)

英国における1980年代のカスタマイズの定番といえば、何にでも変身できるレンジローバーだった。こちらはマルコム・コールによる作品で、トラクションを高めるために六輪駆動を採用している。

マルコム・コール・レンジローバー(1985年)
マルコム・コール・レンジローバー(1985年)

ウッド&ピケット・チェルトナム6(1985年)

こちらも六輪駆動のレンジローバー。高級SUVというより、犯罪者集団のような響きを持つチェルトナム6(Cheltenham 6)である。ウッド&ピケット社の手によるもので、写真に写るアラビアのナンバープレートから、このクルマの顧客層が推測できる。

ウッド&ピケット・チェルトナム6(1985年)
ウッド&ピケット・チェルトナム6(1985年)

ウッド&ピケット・シアーローバー(1985年)

六輪ではないから、一見するとごく普通のクルマに見えなくもないが、こちらもウッド&ピケット社のホイールベース延長版レンジローバーだ。おそらく、同社の中では最もよく知られた製品で、独特のフロントエンドを持つシアーローバー(Sheer Rover)である。

ウッド&ピケット・シアローバー(1985年)
ウッド&ピケット・シアローバー(1985年)

ウッド&ピケット・グッドウッド(1985年)

レンジローバーの改造はまだまだ続く。こちらはオープントップ仕様。この記事で紹介している多くの駄作に比べれば、驚くほどよく出来ている。

ウッド&ピケット・グッドウッド(1985年)
ウッド&ピケット・グッドウッド(1985年)

A.E.スミス・ハンティング・コンバージョン(1984年)

ホイールベース延長版かオープントップか、どちらか一方に決める必要はない。望めば両方手に入れることができる。A.E.スミスによるこのクルマは、英国紳士が日曜の朝にキジを数羽仕留めるのに最適であろう。

A.E.スミス・ハンティング・コンバージョン(1984年)
A.E.スミス・ハンティング・コンバージョン(1984年)

ヴァンテージフィールド・レンジローバー(1992年)

前部には2人乗りのスペースがあり、長くなった後部には縦置きのベンチシートとドリンクキャビネット、テレビ、Hi-Fiが設置されている。砂漠を横断するロングドライブも、快適に過ごせるはずだ。

ヴァンテージフィールド・レンジローバー(1992年)
ヴァンテージフィールド・レンジローバー(1992年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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