まさかのEVワーゲンバス! 「ID.バズ」が六本木に フォルクスワーゲンID.スクエア、12/25まで開催

公開 : 2022.12.12 20:07

日本導入は……「検討中」

このID.バズの日本導入に関しては、フォルクスワーゲン日本法人では「入れたいけれど、まだ検討中」とのことだ。

いまのところ、ID.バズは2列5人乗りしか設定されていないという点も気になる。

フォルクスワーゲンID.バズの後席内装(参考展示)
フォルクスワーゲンID.バズの後席内装(参考展示)    AUTOCAR JAPAN編集部

将来的には3列7人乗りも計画されているようだし、今回の展示車を見てもスペース的には問題なく3列シート化はできるだろう。

日本独自のCHAdeMO規格の充電方式や、日本仕様への対応などは、ノウハウのあるフォルクスワーゲン グループ ジャパンだから問題はないはず。まずは、3列7人乗りの登場が待たれるところといえるだろう。

フォルクスワーゲンは、2019年に発表された「ID.3」を皮切りに、EV専用プラットフォームをベースとする「ID.」モデルのラインナップを拡充しているが、日本へは第2弾として2020年に発表されたSUVタイプの「ID.4」が2022年11月22日に発表された。

「ID.4」試乗会も開催中

発表されたばかりで街で見かける機会も少ないゆえ、ID.スクエアの会場では、ID.バズ同様に人気を集めており、試乗の予約もかなり埋まっているようだ。

では、実際の販売状況はどうなのだろうか。

先月発売されたばかりのEV「フォルクスワーゲンID.4」も展示中。
先月発売されたばかりのEV「フォルクスワーゲンID.4」も展示中。    AUTOCAR JAPAN編集部

現在の日本仕様はモーターのパワーが異なる2種類の「ローンチエディション」のみなのだが、いずれも販売は好調で、ディーラーによっては予定販売数を売り切っている店もあるという。

全長4585×全幅1850×全高1640mm、ホイールベースは2770mmというサイズは、都会でも扱いやすい適度なものだ。エクステリアはクセがなく永く付き合えそうなデザインながら、インテリアは近未来的でEV感にあふれている。そして最先端の運転支援システムなど、装備も充実。

しかもローンチエディションでは、アウディポルシェ/フォルクスワーゲンの3ブランドによる独自の充電ネットワーク「プレミアム・チャージング・アライアンス(PCA)」の年会費とフォルクスワーゲン販売店での充電をひと月あたり60分まで、1年間無料で利用できる会員特典や、家庭に設置する普通充電器の設置費用10万円分サポート、買取価格保証型の残価設定ローン「フォルクスワーゲン・ソリューションズ」の特別残価設定といった特典がある。こうした点が奏功しているようだ。

記事に関わった人々

  • 撮影 / 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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