趣味というより投資対象? お金になりそうなスーパーカー 19選 「夢」を与えてくれるクルマ

公開 : 2022.12.25 18:05

ノーブルM12(2001~2008年)

英国生まれのノーブルM12は、スペースフレーム・シャシーとコンポジットボディを組み合わせ、フォード製3.0L V6でフェラーリを追いかける。標準の最高出力は357psだが、編集部が見つけた個体はプロの手によって500psに引き上げられ、全体的にそれに見合うだけのアップグレードが施されている。通常、改造されたものはお勧めしないが、この個体はとても良さそうだ。

英国の中古車相場:3万5000~5万5000ポンド
編集部が見つけた一台:ノーブルM12 GTO 3R、2004年式、走行距離8万km、4万6000ポンド

ノーブルM12
ノーブルM12

BMW i8(2014~2020年)

先進的な技術、外観、そしてバタフライドアだけで、i8の価値は保証されたようなものだろう。しかし、15万kmを超える走行距離の個体も多い。編集部が見つけたのは認定中古車のため、価格はやや高めだが、i8の複雑な中身を考えれば安心のためにもそれだけの価値はある。

英国の中古車相場:3万7000~9万ポンド
編集部が見つけた1台:2016年式、走行距離45000km、5万590ポンド

BMW i8
BMW i8

ポルシェタイカン・ターボS(2020年~現在)

その性能だけで、スーパーカーと肩を並べるには十分である。試乗したとき、タイカン・ターボSより速かったのはブガッティ・ヴェイロン・スーパースポーツとポルシェ 918 スパイダーだけだった。フル装備の認定中古車は、標準的な新車より1万2000ポンド(約200万円)も安い。

英国の中古車相場:12万ポンド~19万ポンド
編集部が見つけた1台:バッテリー93kWh仕様、2020年式、走行距離3万8000km、12万9990ポンド

ポルシェ・タイカン・ターボS
ポルシェ・タイカン・ターボS

デ・トマソ・パンテーラ(1971~1992年)

パンテーラの見た目はまさにイタリア車らしいものだが、その妖艶なボディの下にはフォードのV8エンジンとドイツ製のトランスアクスルが搭載されており、ほとんどの車両は米国でリンカーン・ディーラーから販売されていた。それでも、今回のレストアされた1974年式米国仕様のような良品は、希少価値があり、通常のクルマとは違う魅力がある。

英国の中古車相場:8万5000~20万ポンド
編集部が見つけた1台:1974年式、走行距離3万4000km、9万9995ポンド

デ・トマソ・パンテーラ
デ・トマソ・パンテーラ

アストン マーティンDBS(2018年~現在)

本当はグランドツアラーだとわかっていても、アストンに憧れる人の間では、DBS(旧DBSスーパーレッジェーラ)はフェラーリを尻込みさせるほどの威厳を持ったスーパーカーとされている。ちなみに、最高出力725psのV12エンジンを搭載し、0-100km/h加速は3.7秒をマークする。紳士淑女にふさわしい認定中古車である。

英国の中古車相場:15万ポンド~29万ポンド
編集部が見つけた1台:2019年、走行距離8000km、16万3990ポンド

アストン マーティンDBS
アストン マーティンDBS

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョン・エバンス

    John Evans

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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