シトロエン・ディバインDSコンセプト

公開 : 2014.09.05 22:50  更新 : 2021.03.05 21:44

シトロエンは、DSブランドの将来的ディバインDSコンセプトをパリ・モーターショーで発表する。

“アヴァンギャルド・デザイン” と ”可視化された技術、洗練されバランスのとれた快適性とダイナミズム” を持つとDSブランドの責任者、イヴ・ボネフォントが語っているモデルで、他のどのモデルよりも端的にDSブランドの将来を示しているとされる。

エクステリア・デザイナーのフレデリック・スビロウは、”もっとも重要なセグメント” というCセグメントのハッチバックがベースだ。そのデザインは、”筋肉質で官能的な表面を持ち、シャープさ排除した大きな曲面で構成した” としている。

このコンセプト・モデルで重要なのは、リア・ウインドーがないことだ。しかし、このデザインに関してもDSブランドとしては真剣にそうしたのだとコメントしている。それを補うために、リア・ビュー・カメラがあり、そのため、このコンセプトはエクステリア・デザイン・リーダーのベルトランド・ダンテックによれば自由な造形が設計できたのだという。

もちろんこのコンセプト・モデルは純粋なショー・モデルでありプロダクション・モデル化される計画はない。

このディバインDSコンセプトの製作には、宝石メーカー、スワロフスキーと、刺繍メーカーであるルサージュが協力をしている。そのインテリアは、メール、パリジェンヌ・シック、そしてファタール・パンクという3つのトリムが用意される。

パリジェンヌ・シックは、オートクチュールを思い起こさせるようなシルクと本革で飾られた内装を持つ。メールはその名の通り男性的なカーボンファイバー・トリムで、ファタール・パンクはキルティングをベースにレザーとスワロフスキーのクリスタルで彩られる。

パリ・モーターショーでは、このディバインDSは、1974年のDS23と1973年のSMと一緒に展示される。一見レトロな雰囲気をも持ち合わせるディバインDSコンセプトだが、メカニカル的には270psのエンジンを搭載するFWDということしか公表されていない。

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