【実際に購入レポート】ポルシェ・タイカンの長期テスト(12)走行距離が1万2000㎞を超えました

公開 : 2022.12.27 12:05

旅館の充電器対応 本格的に

さて、先日、一度は訪れたいと思っていた箱根宮ノ下の富士屋ホテルに泊まったが、嬉しいことに、ここにもポルシェの8kWの充電器が2基設置されていて、更にパナソニックの6kWも両腕タイプが1基、都合4基分設置されていた。

これだけあれば、当面の需要には応えられるであろうが、箱根という立地と57室の部屋数を考えれば、早晩足りなくなる可能性が高いと思う。

箱根宮ノ下の富士屋ホテルには、8kWの充電器が2基設置されていて、更にパナソニックの6kWも両腕タイプが1基、都合4基分設置されていた。
箱根宮ノ下の富士屋ホテルには、8kWの充電器が2基設置されていて、更にパナソニックの6kWも両腕タイプが1基、都合4基分設置されていた。

私の旅館でも、テスラパナメーラ・ハイブリッド、タイカンにそれぞれお乗りのお客様がが同じ日に来館したことがあり、そろそろ普及が進み始めたという皮膚感覚が感じられる。

この連載の第9回にも書いたが、今後は宿泊の予約と共に充電器の予約も発生するはず(現に私もそうしている)なので、旅館における充電器対応は、今のうちから何らかの解決を図って行かないとインフラ整備の根幹としても大きな問題になりそうな気がしている。

そこで、今、私も所属している全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会で、旅館ホテルにおける将来のEV充電器のインフラ整備について、関係各位と話し合いを進めたいと考えている。

その辺りは次回に報告したい。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    笹本健次

    Kenji Sasamoto

    1949年生まれ。趣味の出版社ネコ・パブリッシングのファウンダー。2011年9月よりAUTOCAR JAPANの編集長、2024年8月より総編集長を務める。出版業界での長期にわたる豊富な経験を持ち、得意とする分野も自動車のみならず鉄道、モーターサイクルなど多岐にわたる。フェラーリ、ポルシェのファナティックとしても有名。

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