フェラーリ296 詳細データテスト 魅力的なサウンド 比類なきハンドリング 驚異のパフォーマンス

公開 : 2022.12.31 20:25  更新 : 2023.01.05 01:51

スペック

レイアウト

フェラーリは今のところ、通常生産モデルにコンポジット素材のモノコックを採用していない。296GTBも、素材はアルミだ。前後重量配分は実測40:60で、フロントに駆動用モーターを積んだSF90よりもリア寄りだ。

296のパワートレインはすべてリアミドシップにマウントされ、電気モーターはV6エンジンとギアボックスの間に挟み込まれている。

エンジン

アルミモノコックを用いる296のパワートレインは、すべてリアミドシップにマウントされる。駆動用の電気モーターは、V6エンジンとギアボックスの間に挟み込まれている。
アルミモノコックを用いる296のパワートレインは、すべてリアミドシップにマウントされる。駆動用の電気モーターは、V6エンジンとギアボックスの間に挟み込まれている。

駆動方式:リアミドシップエンジン/モーター縦置き後輪駆動
形式:V型6気筒2992ccツインターボチャージャー、ガソリン
ブロック・ヘッド:アルミニウム
ボア×ストローク:φ88.0×82.0mm
圧縮比:9.4:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:585ps/-rpm
最大トルク:59.6kg-m/-rpm
エンジン許容回転数:8500rpm
ハイブリッドアシスト:同期アキシャルフラックスモーター
モーター最高出力:-ps
モーター最大トルク:-kg-m
システム総合出力:830ps/8000rpm
システム総合トルク:-kg-m/-rpm
馬力荷重比:565ps/t
トルク荷重比:-kg-m/t
エンジン比出力:221ps/L

ボディ/シャシー

全長:4565mm
ホイールベース:2600mm
オーバーハング(前):1150mm
オーバーハング(後):815mm

全幅(ミラー含む):1958mm
全幅(両ドア開き):3840mm

全高:1187mm
全高:(両ドア開き):1187mm

足元長さ(前席):最大1060mm
足元長さ(後席):-mm
座面~天井(前席):960mm
座面~天井(後席):-mm

積載容量:202L+112L

構造:アルミモノコック
車両重量:1470kg(公称値・乾燥重量・最軽量オプション装着時)/1648kg(実測値)
抗力係数:-
ホイール前/後:9.0Jx20/11.0Jx20
タイヤ前/後:245/35 ZR20 95Y/305/35 ZR20 107Y
ミシュラン・パイロットスポーツ4S
(サーキット走行時:ミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2R)
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット)

変速機

形式:8速DCT
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
1速:3.46/8.7 
2速:2.26/13.4 
3速:1.65/18.2 
4速:1.29/23.3 
5速:1.03/29.3 
6速:0.84/36.0      
7速:0.67/44.7 
8速:0.48/62.6      
最終減速比:4.51:1

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:9.4km/L
ツーリング:13.4km/L
動力性能計測時:2.5km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):-km/L
中速(郊外):-km/L
高速(高速道路):-km/L
超高速:-km/L
混合:15.6km/L
EV航続距離:5.3km

燃料タンク容量:66L
駆動用バッテリー:7.5/-kWh(総量/実用量)
現実的な航続距離(モーターのみ):-km
現実的な航続距離(エンジンのみ):約-km
現実的な航続距離(エンジン+モーター):612km
CO2排出量:149g/km

サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、スタビライザー
後: マルチリンク/コイルスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動油圧、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:1.9回転
最小回転直径:-m

ブレーキ

前:398mm通気冷却式カーボンセラミックディスク
後:360mm通気冷却式カーボンセラミックディスク
制御装置:ABS、EBD、ブレーキアシスト
ハンドブレーキ:電動、ステアリングコラム右側にスイッチ配置

静粛性

アイドリング:61dBA
全開時(3速):89dBA
48km/h走行時:66dBA
80km/h走行時:72dBA
113km/h走行時:75dBA

安全装備

ABSエヴォ/ESC/EBD/eSSC/eTC/eデフ/SCM
Euro N CAP:テスト未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
交通弱者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温14℃
0-30マイル/時(48km/h):1.4秒
0-40(64):1.8秒
0-50(80):2.3秒
0-60(97):2.7秒
0-70(113):3.3秒
0-80(129):3.8秒
0-90(145):4.4秒
0-100(161):5.1秒
0-110(177):5.9秒
0-120(193):7.0秒
0-130(209):8.0秒
0-140(225):9.2秒
0-150(241):10.6秒
0-160(257):12.3秒
0-170(273):14.2秒
0-402m発進加速:10.2秒(到達速度:236.9km/h)
0-1000m発進加速:18.1秒(到達速度:298.4km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
マクラーレンアルトゥーラ
テスト条件:乾燥路面/気温17℃
0-30マイル/時(48km/h):1.7秒
0-40(64):2.2秒
0-50(80):2.7秒
0-60(97):3.2秒
0-70(113):3.8秒
0-80(129):4.5秒
0-90(145):5.3秒
0-100(161):6.3秒
0-110(177):7.4秒
0-120(193):8.6秒
0-130(209):9.8秒
0-140(225):11.5秒
0-150(241):13.2秒
0-160(257):15.3秒
0-170(273):18.1秒
0-402m発進加速:10.9秒(到達速度:220.5km/h)
0-1000m発進加速:19.4秒(到達速度:280.5km/h)

中間加速

20-40mph(32-64km/h):1.0秒(2速)/1.4秒(3速)/1.8秒(4速)

30-50(48-80):1.0秒(2速)/1.3秒(3速)/1.6秒(4速)/2.2秒(5速)/3.0秒(6速)

40-60(64-97):0.9秒(2速)/1.2秒(3速)/1.6秒(4速)/2.0秒(5速)/2.7秒(6速)

50-70(80-113):1.2秒(2速)/1.3秒(3速)/1.5秒(4速)/1.9秒(5速)/2.5秒(6速)/6.1秒(7速)/6.6秒(8速)

60-80(97-129):1.2秒(3速)/1.5秒(4速)/1.9秒(5速)/2.3秒(6速)/6.1秒(7速)/6.1秒(8速)

70-90(113-145):1.1秒(3速)/1.4秒(4速)/1.8秒(5速)/2.3秒(6速)/5.9秒(7速)/5.9秒(8速)

80-100(129-161):1.2秒(3速)/1.4秒(4速)/1.8秒(5速)/2.4秒(6速)/5.5秒(7速)/5.5秒(8速)

90-110(145-177):1.5秒(4速)/1.8秒(5速)/2.4秒(6速)/5.3秒(7速)/5.3秒(8速)

100-120(161-193):1.7秒(4速)/1.8秒(5速)/2.4秒(6速)/5.3秒(7速)/5.5秒(8速)

110-130(177-209):2.0秒(5速)/2.5秒(6速)/5.6秒(7速)/5.7秒(8速)

120-140(193-225):2.2秒(5速)/2.5秒(6速)/6.0秒(7速)/6.1秒(8速)

130-150(209-241):2.7秒(5速)/2.6秒(6速)

140-160(225-257):3.0秒(6速)

140-170(225-273):3.6秒(6速)

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温14℃
30-0マイル/時(48km/h):7.5m
50-0マイル/時(64km/h):19.9m
70-0マイル/時(80km/h):38.9m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.34秒

ライバルの制動距離

ポルシェ911ターボS
テスト条件:晴天/気温20℃
30-0マイル/時(48km/h):7.4m
50-0マイル/時(64km/h):20.1m
70-0マイル/時(80km/h):38.3m

各ギアの最高速

1速:74.0km/h(8500rpm)
2速:112.7km/h(8500rpm)
3速:154.5km/h(8500rpm)
4速:197.9km/h(8500rpm)
5速:249.4km/h(8500rpm)
6速:305.8km/h(8500rpm)
7速:329.9km/h(7378rpm)
8速:(公称値):330.0km/h(5265rpm)

8速・70/80マイル/時(113km/h/129km/h):1789rpm/2055rpm

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 撮影

    リュク・レーシー

    Luc Lacey

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事