価格急騰も? 2023年、「25年ルール」解禁でアメリカで合法輸入 人気車6選 ついにR34スカイライン解禁に
公開 : 2023.01.12 05:45 更新 : 2023.01.12 19:35
三菱レグナム/ギャラン・スーパーVR-4 1998年1月
1996年9月に登場した三菱ギャランのステーションワゴン版が「レグナム」だが、解禁となり注目を集めているのは98年1月に発売されたハイパフォーマンスモデルVR-4タイプSをベースにした特別仕様車「スーパーVR-4」である。限定800台が発売された。
最高出力260psを発生するV6 2.5L DOHC24バルブツインターボインタークーラーエンジンを搭載し、フロント/サイド/リアのエアダムをはじめ、リアスポイラー(ギャラン)、テールゲートスポイラー(レグナム)などの専用大型エアロパーツやラリーアート製マフラーなどが備わる。
内装はレカロ製バケットシート、モモ製本革巻ステアなどが標準装備されるほか、ステアリングやシフトノブ、フロアカーペットなどがブラック&レッドの専用カラーで統一されておりスペシャリティな雰囲気を醸し出している。
スバル・インプレッサWRX STi 22B-STiバージョン/WRX(GC8F) 1998年3/9月
アメリカでは近年、スバル車の人気がさらに加速し販売も大変好調だ。
2023年は1998年3月に発売された限定車22B-STiバージョンが製造から25年を経て解禁される。
スバル誕生40周年とWRC三連覇を記念して販売された限定400台の22B-STiバージョンはWRC競技車両の市販車版といえるもの。
ボディパネルからつくりが異なっており、鋼板プレスの専用ボディパネル(前後フェンダーパネル)と専用バンパー(前後)によって全幅は1770mmまでワイド化されている。22B専用の水平対向4気筒「EJ22改」2212ccエンジンを搭載。
アメリカではWRC(世界ラリー選手権)の人気はそれほどまで高くないが、スバルじたいの人気が過熱しており、高性能ガソリンエンジンのニーズが高まっている状況では400台という希少価値もあって価格高騰は必至となりそう。
さらに、同年9月にはWRX系のマイナーチェンジをおこない全車ヘッドランプがマルチリフレクター・タイプに改良されてフロント形状も修正されており、セダン・クーペのSTiグレードには大型リアスポイラーが標準装備されている。
日産スカイライン(R34)1998年5月
いよいよ、R34スカイラインが解禁となる。といっても世界的に価格が爆上がりしているGT-Rの解禁は2024年1月なのであと1年ある(R34 GT-Rは1999年1月に開催された東京オートサロンで発表)。
R34 GT-Rの価格が爆上がりしていることはこれまでも何度かAUTOCAR JAPANの記事でもお伝えしてきたが、GT-R以外のR34系では「クーペ2.5 25GTターボ」が最も高額で、それでも最高600万円前後の販売価格となっている。
以下は中古車サイトで検索してみた結果である。
R34スカイライン(GT-R以外)
1998年5月~2002年8月生産モデル
平均価格:246.7万円
価格帯:79万円~589.8万円
R34スカイラインGT-R
平均価格:2233.8万円
価格帯:1260万円~5300万円
実態はこのようなものだが、アメリカでは、エンジンスワップや日本人では想像できないチューニングも平気でやってしまうので、GT-RじゃないR34に高性能エンジンを載せ替えて楽しむツワモノも出てきそうだ。
2ドアクーペと4ドアセダンの 2つのボディ構成で予算に応じてさまざまな選択肢があるのも魅力だ。