ジャガーXEを公開
公開 : 2014.09.09 23:45 更新 : 2017.06.01 02:12
カラムは、そのデザインがXFの影響を受けていることを認めている。と同時に、XEがジャガーの最新のデザイン・スタイルを開拓することになるとも語っている。パワー・バルジを持つ彫りの深いボンネット、狭いヘッドランプ、”Jブレード” スタイルのランニング・ライト、せり上げるウエストライン、クーペのようなルーフラインなどがXEには採用されている。また、リア・ドアの丸味はジャガーMk2を思わせるものがあり、水平にカットされたリアのライトは、F-タイプや、更にはE-タイプを思い起こさせるものだ。そのデザインは、2015年のものであることは間違いないが、過去のヘリテッジへの敬意も持ち合わせているのだ。
ジャガーのエンジニアは、エアロダイナミクスにも多くの注意を払っている。オプションとしては18インチ、19インチ、そして20インチのホイールがセットされるが、最もベーシックな17インチ・ホイールのモデルの場合、そのCd値は0.26という高い数値を残す。その低い車高と、シュリンク・ラップされたラインが、この数値を達成する大きな要因になったという。
シャシー & サスペンション
XEのサイズは、A4や3シリーズとほぼ近い。その差は僅かに数mm単位でしかない。しかし、ホイールベースは25mmほど長く、全高に関しては標準的なサスペンションで15mmほど低い。
XEのボディで最も特徴的なのは、アルミニウム・モノコックが使用されていることだろう。実際の重さは、来月のパリ・モーターショーで公表されることになるが、エンジニアは、これまでの歴史の中で最も軽く最も剛性に優れるジャガー・サルーンであるとしている。
「XEの構造は、今日で達成できる最先端のものだ」と、ジャガーのチーフ・テクニカル・スペシャリストであるマーク・ホワイトは語っている。
320dのサルーンが1400kg以上であるのに対し、XEのディーゼル・モデルは、1200kgから1250kgの間であると予想される。