10台差! カローラ・シリーズ、2022年12月は登録車の販売1位 ヤリス・シリーズを退ける

公開 : 2023.01.12 06:25

昨年12月の新車販売ランキングが発表。登録車は、わずか10台差でトップが決定しています。新型車の動向も確認しましょう。

好調シエンタ 登録車の3位に

執筆:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

2022年12月の新車販売の車名別ランキングが発表された(自販連/全軽自協調べ)。

登録車の12月のランキングは、前年同月比5.4%減ながら1万1202台を販売したトヨタカローラが、2022年2月以来の首位につく。

199万円~買える現行世代のカローラ・シリーズ。22年10月には、HV仕様のセダン、ツーリング、スポーツの電動モジュールを刷新する一部改良を施した。画像はカローラ・スポーツG Z。
199万円~買える現行世代のカローラ・シリーズ。22年10月には、HV仕様のセダン、ツーリング、スポーツの電動モジュールを刷新する一部改良を施した。画像はカローラ・スポーツG Z。    トヨタ

前月首位のトヨタ・ヤリスは、生産調整の影響で同33.8%減(1万1192台)まで数字を落として第2位に後退。カローラ・シリーズとの差はわずか10台だった。

続く第3位には、2022年8月に全面改良したトヨタ・シエンタが、同170.6%増(9348台)を記録して前月より1ランクアップで位置。

また、第4位には昨秋に仕様変更を行った日産ノートが同10.7%増の8571台、第5位には定番コンパクトハイトワゴンのトヨタ・ルーミーが同25.7%減の7329台を成し遂げてランクインした。

2022年12月 登録車のブランド通称名別順位

1位 トヨタ・カローラ:1万1202台
2位 トヨタ・ヤリス:1万1192台
3位 トヨタ・シエンタ:9348台
4位 日産ノート:8571台
5位 トヨタ・ルーミー:7329台
6位 ホンダフリード:6298台
7位 トヨタ・アクア:5770台
8位 トヨタ・ノア:5262台
9位 トヨタ・ヴォクシー:5136台
10位 ホンダ・ヴェゼル:4954台

注目モデルの12月の動向を見ていこう。

フルHV復活のソリオ 70%増

2022年1月に全面改良したトヨタ・ノアは同45.5%増の5262台を販売して第8位に。

2022年12月にハイブリッド車を復活させたスズキ・ソリオは、同70.5%増の4190台を登録して第12位に位置。

コンパクトハイトワゴンのスズキ・ソリオに、フルハイブリッド仕様が帰ってきた。競合するルーミーがトップ5に食い込むなか、追い上げが期待される。画像はソリオ・ハイブリッドSZ(222万2000円)。
コンパクトハイトワゴンのスズキ・ソリオに、フルハイブリッド仕様が帰ってきた。競合するルーミーがトップ5に食い込むなか、追い上げが期待される。画像はソリオ・ハイブリッドSZ(222万2000円)。    スズキ

2022年5月に全面改良したホンダ・ステップワゴンは、同24.6%増の4037台を売り上げて第14位に。

2022年12月22日よりガソリン車2WDモデルの販売を開始した第6世代の日産セレナは、同33.9%増(4037台)を記録して第14位に入った。

また、新世代クロスオーバーおよびSUVモデル群が好成績を示し、クロスオーバーを設定したトヨタ・クラウンは、同159.9%増の3283台を販売して第17位に。

2022年10月に一部改良を図ったトヨタRAV4は、同29.8%増(2853台)を記録して第18位につく。

2022年7月に仕様変更を図ったジムニー・シエラは、同134.1%増(2107台)を達成して第22位に。

2022年7月に全面改良した日産エクストレイルは、同152.2%増の1319台を売り上げて第33位に。2022年9月にe-SKYACTIV D搭載モデルを発売したCX-60は1304台を成し遂げて第43位にランクインした。

記事に関わった人々

  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事