トヨタ・ランドクルーザー・トループキャリア(1984年式)落札価格は? BHオークション×ヤフオク!結果
公開 : 2023.01.22 20:21
BHオークションとヤフオク!のコラボで実現した第16回「コレクションカーオークション」の結果を紹介します。
珍車が1円スタート 結果は?
オークションハウス「BHオークション」は、「ヤフオク!」とコラボレーションし、希少価値の高い名車に特化した第16回「コレクションカーオークション」を開催。
今回のオークションは、和歌山県発の大人気アウトドアショップ「Orange」本店に展示されていた希少なヴィンテージカー全13台が出品された。
スタート価格はすべて1円から。「誰もが参加できる」オークションとして開催された。
出品される個体は、「Orange」のYouTubeチャンネルや、各種イベントで話題となったカスタムトラック2台をはじめ、国内では極めて入手困難なアメリカ製のキャンピングバンなど、「Orange」代表池田道夫氏が長年かけて収集した珠玉のコレクションが揃う。
2023年1月22日に判明したオークション結果をそれぞれ紹介する。
「ランドクルーザー・トループキャリア」のオークション結果
スタート価格:1円
落札価格:400万4000円(税込:440万4400円)
入札数:61
ランドクルーザー・トループキャリアの詳細
今回出品されたトヨタ・ランドクルーザーはオーストラリアでのみ販売されていたロングボディタイプ「トループキャリア」モデル。
国産クロスカントリーを代表する人気モデルとして、多くのファンを持つ「ランドクルーザー」だが、このトループキャリアはオーストラリア専売モデルとして知られている。
そのため日本国内の個体数は非常に少なく、ランクル乗りにとって1つの憧れの対象となっているのがこのモデルなのだ。
この個体は歴代のランクルの中でもアメリカを中心に大ヒットを記録し、24年間製造され続けたベストセラーモデルの「40系」という点にも注目したい。
この代で初のディーゼルエンジンを搭載し、より品質を重視して設計されたため信頼性が高く悪路走破性もより一層強化された。
そして初代から受け継いだミリタリーなテイストを色濃く残すスタイリングも、今なお高い人気を誇る所以といえるだろう。
実はこの車両はオーストラリアから直輸入したものではなく、池田氏が北海道で売られていたものを知人の紹介で購入したそうだ。
購入時点で、前オーナーのランクル愛あふれるカスタムが随所に施されており、それも購入の決め手となったという。
特に注目したいのが、キャンピングカーに搭載されるようなポップアップルーフを装備している点。
これによって「トルーピー」の広々とした室内がさらに拡張され、車内で立って作業できる快適装備となっている。
また左フロントには大型のシュノーケルも装備されており、ロングボディにさらなる迫力をプラスする。
内装は「トルーピー」の名が意味する「兵士を運ぶ車両」というとおり、金属剥き出し状態で軍用車を思わせる精悍なインテリアもまた魅力の1つ。
状態に関しては内外装ともに錆やヤレが見受けられるが、搭載するディーゼルエンジンは快調に動作し、名古屋で開催されたイベントにも何ら問題なく自走で参加できたという。
クラシックランクルでありながら、トルーピーボディを備えた個体は非常に希少だ。