新トレンド? 新型シエンタの車高をアップ! 宮城のトヨタ・ディーラーが送り出す「シエンタ・クロス」、東京オートサロン登場

公開 : 2023.01.14 19:35  更新 : 2023.01.14 20:00

新型トヨタ・シエンタの最低地上高をアップ。なんと、あるトヨタ・ディーラーさんの作品です。東京オートサロンから「シエンタ・クロス」をご紹介しましょう。

オートサロンの常連さん MTGとは

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

MTG(宮城トヨタグループ)は、その名のとおり宮城県において、トヨタ、レクサス、VW、ダイハツのカーディーラーをはじめ、フォークリフトなどの産業用車両販売に伴う物流ソリューションや、レンタカー/カーリースなど、クルマに関わる事業を幅広く展開している。

東京オートサロンには、2011年から出展している。

MTGシエンタ・クロス2023(東京オートサロン2023)
MTGシエンタ・クロス2023(東京オートサロン2023)    AUTOCAR JAPAN

現社長の後藤 誠氏が若い頃からカスタマイズが好きで、ディーラーでも対応できる(点検・車検などを問題なくクリアできる)レベルのカスタマイズをディーラーで展開するようになったという。

カスタマイズに関しては、パーツの販売・取付けだけでなく、カスタマイズモデルの中古車販売なども行う。

ランドクルーザーハイラックスなどのRV系のモデルが多いが、プリウスや86なども手がけている。コンパクト・ミニバンの「シエンタ」では、先代のカスタマイズモデルを2020年の東京オートサロンに出展していた。

今回は、昨年8月にフルモデルチェンジされて人気を集めている、新型シエンタのカスタマイズモデルを出展した形だ。

その名も「MTGシエンタ・クロス2023」。

ディーラーの名のもとで どうカスタム?

コンセプトは「アウトドアシーンに、ちょっとしたドライブに、“荒れた路面も気にせずラフに使える”家族の一員として愛されるクルマ」を目指している。

なぜ、シエンタか?

MTGシエンタ・クロス2023(東京オートサロン2023)
MTGシエンタ・クロス2023(東京オートサロン2023)    AUTOCAR JAPAN

シエンタは宮城県にあるトヨタ自動車 東日本の宮城大衡工場で製造されており、メイド in 宮城のシエンタでカスタマイズモデルを、という思いがあったようだ。

ディーラーでも対応できるクルマが前提だから、パワートレインはノーマルのまま。今回は、インテリアもノーマルのままだ。

それでも、TEINとコラボして開発したサスペンション(スプリング)を装着して、車高(最低地上高)を1インチ(約2.5cm)アップ。185/60R16サイズのヨコハマ・ジオランダーG016 X-ATタイヤを、ウェッズのMAD VANCE 06というホイールに履いて、ラフロードでの走行性能を高めている。

エクステリアでは、ボンネットにカーボン調のプロテクションフィルムを貼り、バックアップデザイン製のフェンダーガーニッシュを装着。オリジナルのサイドプロテクションモールとの一体感を見せている。

ルーフにはPIAA製のルーフキャリアとカーメイト製のベースラックを取付け、アウトドアレジャーを楽しむためのアイテムを満載できるのだ。

サイドやリアなどに貼られたデカール類は、純正アクセサリーを流用しているが、なかなか良いセンスでまとめられていた。

記事に関わった人々

  • 撮影 / 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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