ルノー・スポールの名を冠した最後のモデル ルノー・メガーヌR.S.ウルティム日本導入へ

公開 : 2023.01.14 19:45  更新 : 2023.01.15 21:56

ルノー・ジャポンは、「ルノー・スポール」の名を冠する最後のモデルとなる「メガーヌR.S.ウルティム」を日本に導入します。

最後の「ルノー・スポール」

ルノー・ジャポンは、ルノーのスポーツモデルの開発やモータースポーツ分野の活動を担ってきた「ルノー・スポール」の名を冠する最後のモデルとなる限定車「メガーヌR.S.ウルティム」を日本に導入すると発表した。

メガーヌR.S.ウルティムは、ルノー・スポールが設立された1976年にちなみ、全世界で1976台が販売される。

ルノー・メガーヌR.S. ウルティム。東京オートサロン2023のルノー・アルピーヌブースで展示されていた。
ルノー・メガーヌR.S. ウルティム。東京オートサロン2023のルノー・アルピーヌブースで展示されていた。    AUTOCAR JAPAN編集部

ルノー・スポールは1976年に設立され、ルノーのスポーツモデルの開発のみならず、F1を始めとするモータースポーツをも担う組織として活動し、ルノーの技術開発、ブランドイメージ向上に大きく貢献してきた。

今後、これらの役割はルノーグループの新たなスポーツブランドであるアルピーヌに引き継がれることとなったため、ルノー・スポールはその役割を終えることとなった。

ルノー・スポール最後のモデルとなるメガーヌR.S.ウルティムは、コーナリングスピードの向上を目的にロールを抑えたシャシー、トルセンLSD、前輪アルミ製ハブ/鋳鉄製スリット入りブレーキディスクなど、クローズドコースでのスポーツ性能を高めたメガーヌR.S.トロフィーの性能と装備を受継ぎながら、ルーフとボンネットに配されたロザンジュをモチーフとしたブラックマットストライブ、ブラックアウトされたロゴ、ブラックの「フジライト」ホイールの採用によって、スポーティさが強調されたエクステリアデザインを採用。

センターコンソールには、ルノー・スポールモデルのテスト/開発ドライバーで、ニュルブルクリンク市販FF車の最速記録を持つロラン・ウルゴン氏のサイン入りシリアルプレートが装着される。

日本仕様は、EDCとMTの導入を予定。販売価格は600万円台中盤を予定しているという。日本での販売台数、仕様などの詳細は後日発表されるという。

メガーヌR.S.ウルティムの欧州での発売にともない、メガーヌR.S.、およびメガーヌR.S.トロフィーは生産を終了し、これらモデルの日本在庫がなくなり次第、日本での販売も終了するという。

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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