メルセデス AMG GT、GT Sが登場
公開 : 2014.09.10 23:50 更新 : 2017.06.01 02:12
オイル・ルブリケーションはドライ・サンプ。エンジン搭載位置は、メルセデスがフロント・ミド・ポジションと呼んでいる、フロント・アクスル後方に搭載される。
パワーとトルクの値は、スタンダード・モデルのGTでは462ps/6000rpm、61.1kg-m/1600-5000rpm、GT Sでは510ps/6250rpm、66.2kg-m/1750-4750rpmとなる。
ボディはSLS AMGのように軽量アルミニウムが中心のストラクチャーで、SLS AMGに対して231kgのダイエットに成功している。重量を減らし、更に重心を下げるために、SLからSLSまでに受け継がれた重いガルウイング・スタイルのドアは廃止された。ちなみに、ボディ重量は、GTで1540kg、GT Sで1570kgだ。これは、1トンあたり、GTで300ps、GT Sで324psという値となる。
トランスミッションはゲトラークが設計を担当した7速のデュアル・クラッチで、トランスアクスル・レイアウト、つまりリア・アクスル・サイドにギアボックスが搭載される。そのため、フロントが47%、リアが53%という理想に近い重量配分を得ることに成功している。
ギアボックスはGTでは4つ、GT Sでは5つのモードを持つ。エフィシェンシー、スポーツ、スポーツ・プラス、インディビデュアルがGTに、そしてGT Sにはこれにレース・モードが加わる。
両モデル共にロッキング・ディファレンシャルは標準。ただし、GTがメカニカルなのに対し、GT Sは加速を自動的に判断する機構を持つエレクトロニック・ファンクション・モデルが装備される。