メルセデス AMG GT、GT Sが登場
公開 : 2014.09.10 23:50 更新 : 2017.06.01 02:12
パフォーマンスは、GTが0-100km/h加速が4.0秒、最高速度が304km/h、GT Sが0-100km/h加速が3.8秒、最高速度が310km/hとなる。燃費およびCO2排出量は、GTが10.8km/ℓ、216g/km、GT Sが10.7km/ℓ、219g/kmだ。
GTには、SLS AMGブラック・シリーズに採用された “ドライブトレーンの好ましくない横方向の揺れ” を減らすためのダンパー・ユニットが装備される。また、GT Sにはエンジンとトランスアクスルの動きからダンピング・エフェクトが影響を受けないという “アクティブ・ドライブトレーン・マウント” が採用されている。
サスペンションは、アルミニウム製のコンポーネンツを持ち、フロントがダブル・ウィッシュボーン、リアがマルチ・リンクという形式だ。
ステアリングはエレクトロ・メカニカル・タイプで、速度と縦方向の加減速を感知するタイプ。また、3ステージのスタビリティ・コントロールを持つ。これは、SLS AMGよりも限界時においてニュートラルなフィーリングをもたらすものだという。
タイヤ、ホイールは、標準ではGTがフロント255/35、リアが295/35、GT Sがフロント265/35、リア295/30で、19インチのホイールと組み合わせられる。また、AMGダイナミック・プラスのパッケージのひとつとして、ミシュラン・パイロット・スポーツ・カップも選択が可能だ。
ブレーキは、GTがφ360のスティール、GT Sではφ390が標準で、フロントφ402、リアφ360のカーボン・セラミックもオプションで用意される。もちろん、カーボン・セラミックは、ブレーキ・パフォーマンスを向上させるだけでなく、バネ下の重量を抑えるのにも役立つものだ。
スタイリングは、SLS AMGのイメージを引き継いではいるものの、ガルウイング・ドアは採用されなかった。また、従来のトランクが廃されリフトバック・スタイルとなった。リフトバック・スタイルとなったことで、ブート・スペースが350ℓ程度に向上し、更に実用性も増したといえる。