モンテゼモーロ、フェラーリを去る

公開 : 2014.09.10 23:45  更新 : 2017.06.01 02:12

1991年から23年間にわたってフェラーリを率いてきたチェアマン、ルカ・コルデロ・ディ・モンテゼモーロが来月、そのポジションから去ることが明らかになった。新しい後任は、フィアットのCEO、セルジオ・マルキオーネとなる。

ルカ・ディ・モンテゼモーロは、「FCAグループが、ウォール・ストリートで新株を発行することになっているが、フェラーリもこの重要な役目を追う。これは、フェラーリにとって新たな段階ではあるが、それと同時に私のフェラーリでのCEOとしての役目は終わったといえる。1970年代にはエンツォ・フェラーリの側で働き、そして、忘れることのできない素晴らしい23年間という時間を、チェアマンとして務めてきたが、これはひとつの時代の終わりでもある。」と語った。

噂ではマルキオーネとの間で、フェラーリF1チームの最近の戦績ももちろんだが、ロード・モデルの将来をめぐって衝突したという話もある。また、FCAグループの中で、フェラーリも25%の利益を確保しなくてはならないという点でぶつかったとも言われている。

モンテゼモーロはフィアットでいくつかのポジションを経験した後、1991年にフェラーリのチェアマンとなった。彼のもと、ロードカーはパフォーマンスを飛躍的に向上させたし、利益も大きなものとなったのは事実だ。

彼は10月13日にフェラーリから離れる。なお、テクニカル・ディレクターのロベルト・フェデーリも最近フェラーリを離れている。噂では、かれはBMWに移るという話だ。

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