新型ルノー・エスパス 今春発表予定 欧州初のミニバン、SUVに大変身
公開 : 2023.01.25 19:05 更新 : 2023.01.25 20:58
欧州初のミニバンとして知られるルノー・エスパスが今春、SUVとして生まれ変わることが明らかになりました。オーストラルの車体後部を延長した7人乗りモデルになると予想されています。
ハイブリッドの7人乗りSUVに?
ルノーが欧州で販売するミニバン、エスパスがSUVとして生まれ変わることが明らかになった。新型エスパスは今春に発表される予定だ。
日産エクストレイルやルノー・オーストラルと共通のCMF-CDプラットフォームを使用し、実質的にオーストラルのロング版になると予想される。以前、オーストラルをベースに車体後部を延長したプロトタイプが目撃されており、これが次期エスパスであったと考えられている。
Cピラーより前はオーストラルと同じだが、リアエンドはトランクルームの拡大と3列シートのスペースを確保するため、オーバーハングが延長され、ウィンドウの傾斜も緩やかになっている。
新たに公開された予告画像では、新型エスパスのゴールドのエンブレムから、オーストラルと同じハイブリッドシステムの採用が予想される。1.2L 3気筒ターボと電気モーターを組み合わせ、仕様に応じて159psまたは200psを発生させるものだ。
オーストラルはこのパワートレインで、WLTP複合サイクルで燃費26.1km/l、CO2排出量105g/kmとされるが、より大きく重いエスパスでは若干劣ることになりそうだ。
ルノー・エスパスは、1983年11月の初代モデルの一般公開から、今年で40周年を迎える。初代エスパスは、7つの独立シートとフラットフロアを実現し、欧州初のミニバン(MPV)として知られる。
その後、4世代にわたって販売されたが、近年はクロスオーバーやSUVが定着してきたため、バンタイプの販売は低迷している。
ルノーの広報担当者はAUTOCARに対し、新型エスパスは英国では販売されないと明らかにした。