欧州で最もリコールが多かった自動車ブランドは? 2022年の上位30社をピックアップ
公開 : 2023.01.28 18:05
26位:レクサス – 4車種で2件のリコール
レクサスは、IS、GS(写真)、RCで、燃料タンクに取り付ける燃料蒸発ガス排出抑制装置のケース形状が不適切なため、燃料漏れが発生するおそれがあるとしてリコール。NXでは、ショックアブソーバ周辺のスポット溶接の欠落が見つかり、ボディパネルにクランクや破断が生じる可能性があるとしてリコールを発表した。
25位:ジープ – 4車種で2件のリコール
2020~2021年モデルのジープ・コンパス(写真)では、運転席と助手席のエアバッグに関する安全性の問題で、さらにグランドチェロキーでは、運転席、助手席、ニーエアバッグの機能を停止させる可能性のあるソフトウェア不良が原因でリコールに至った。
24位:ジャガー – 4車種で2件のリコール
ジャガーは、2022年モデルのFタイプ(写真)、XE、Fペイス、XFについて、衝突時にシートベルトのプリテンションが完全に失われるおそれがあるとして、リコールを届け出た。対象となるのは、2022年1月から3月までに製造された車両。2007年~2018年のジャガーXFは、エアバッグの素材が経年劣化し、金属片がドライバーに当たる可能性があるためリコールとなった。
23位:ホンダ – 4車種で2件のリコール
2005~2014年モデルのシビック(写真)とアコードは、ドライブシャフトの組み付けが不適切な車両があり、強いトルクがかかると折れる恐れがあるとしてリコールを発令した。パイロットとリッジラインは、高速走行時にボンネットが開くおそれがあるとしてリコール。
22位:スズキ – 5車種で2件のリコール
スイフト、イグニスにおいて、12Vのプラスケーブルがショートして出火するおそれがあるとしてリコール。また、2015~2022年モデルのスイフトとバレーノ(写真)については、ブレーキシステムに問題があるとしてリコールを実施した。
21位:ボルボ – 10車種で2件のリコール
ボルボは、内燃機関が始動しないという不具合で、XC90、XC60、V90、S90/S90 L、V60、S60の各車種を対象にリコールを実施した。XC40リチャージ(写真)は、アクセルペダルのケーブルが損傷して意図しない加速につながるとして、2100台以上がリコールされた。
20位:ダッジ – 2車種で3件のリコール
デュランゴ(写真)は、走行中にリアスポイラーが外れる恐れがあるとして、1件のリコールを実施。ラム・トラックでは2件のリコールがあった。1件目は、ホイールナットの締め付けが不適切なため、ホイールが外れる可能性があるというもの。もう1つは、サイドエアバッグの劣化によるものだ。