欧州で最もリコールが多かった自動車ブランドは? 2022年の上位30社をピックアップ
公開 : 2023.01.28 18:05
19位:ルノー – 3車種で3件のリコール
ルノー・アルカナ(写真)は、2019年から2021年に製造されたモデルで、ステアリング・マネジメント・アシストの不具合でリコールとなった。商用車のマスターは、燃料噴射装置の不具合に起因するエンジンルーム内の燃料漏れのリスクによりリコール。EVのゾエは、充電サイクル中の短絡の問題からリコールを実施した。
18位:マセラティ – 4車種で3件のリコール
マセラティは、ギブリ(写真)とレヴァンテについて、燃料パイプ内の圧力・温度センサーの漏れによる燃焼の危険性があるとして、1件のリコールを届け出た。また、レヴァンテのMHEVモデルについては、モーターの電気的不具合により火花が発生し、焦げ臭いにおいがするとしてリコールとなった。
17位:スコダ – 4車種で3件のリコール
2021年モデルのファビア(写真)は、右後部座席背もたれの溶接が不適切だったためリコール。コディアックとオクタビアでは、エンジンカバーの一部が激しい運転操作で緩むことが判明し、リコールとなった。
オクタビアではもう1件リコールが発表された。2019年1月1日から2022年2月28日の間に製造されたモデルで、ヒューズに不具合があり、電気火災につながる可能性があった。
16位:セアト – 5車種で3件のリコール
セアトの数字には、ブランドとして独立したばかりのクプラの車両も含まれている。レオン(写真)とタラッコは、ヒューズの不具合に起因する火災リスクによりリコールを実施。また、タラッコとクプラ・アテカは、兄弟車のスコダ(既述)と同様に、激しい運転操作でエンジンカバーが緩み、火災の危険があるとしてリコールした。また、レオンでは、事故発生時にラゲッジルーム内の荷物が過度に移動するとしてリコールとなった。
15位:フィアット – 4車種で5件のリコール
500ハイブリッド(写真)は、補助バッテリー周辺の火災の危険性によりリコール。また、標準の500もステアリング機構に不具合があるとしてリコールを実施した。商用車のデュカトはサイドマーカーランプの不具合でリコール、2021年3月27日から11月22日に製造されたモデルが対象となる。
スクードは、バッテリーに接続されるケーブルに不具合があるためリコールに。ティーポは、ホイールリムに欠陥があることが判明し、その後リコールとなった。
14位:アウディ – 12車種で5件のリコール
2019年から2021年に製造されたA5、A6、A7、A8、Q5、Q7、Q8、eトロンは、リアアクスルに不具合があり、タイヤが不均等に摩耗するとしてリコールとなった。TTとQ3(写真)は、一部のエンジンカバーが激しい運転操作で緩むことが判明したため、リコールを実施した。
A3 eトロンとQ3 eトロンは、ショートして火災に至る危険性があるためリコールに。A3/RS3は、前席のシートベルトの拘束具に問題があるとしてリコールとなった。