欧州で最もリコールが多かった自動車ブランドは? 2022年の上位30社をピックアップ
公開 : 2023.01.28 18:05
3位:フォルクスワーゲン – 12車種で14件のリコール
ポロ(写真)では、スポイラー、助手席・運転席エアバッグ、パノラマサンルーフの不具合により4件のリコールが発生した。Tロックは、激しい運転操作でエンジンカバーが外れる可能性があり、リコールとなった。パサートは複数のリコールに見舞われ、ゴルフ、クラフター、フォックス、キャディ、アルテオンでもリコールが実施された。
2位:プジョー – 10車種で15件のリコール
シトロエンと同様、プジョーも排出ガスのソフトウェアに不具合があり、308、2008、208、3008、5008を含むさまざまな車種がリコールに見舞われた。301(写真)はドライブシャフトの不具合でリコールとなった。
また、DSオートモビルズと同じく、プジョー308では牽引フックに不具合があり、リコールに。エキスパートは、燃料パイプやリアブレーキの不具合、リアウィンドウの過熱など5件の不具合が指摘され、リコールを実施した。
1位:メルセデス・ベンツ – 24車種で39件のリコール
Sクラスでは7件のリコールが発生したが、そのうち6件は最新世代モデル(写真)であった。メルセデス・ベンツは2022年、24車種で実に39件と、ラインナップ全体で複数のリコールが発生した。
2017年1月から2021年10月までに製造されたCクラス、Eクラス、Gクラス、Sクラス、ヴィト、Vクラス、CLS、GLC、GLE、GLSの約100万台で、エンジン火災に至るリスクがあるとしてリコールが実施された(2022年4月)。
また、2004年から2015年にかけて製造されたMLクラス、GLクラス、Rクラスの約100万台で、ブレーキの不具合があるとしてリコールが発生(2022年6月)。2017年から2020年にかけて製造されたスプリンターバン31万5000台も、ブレーキランプの不具合でリコールとなった。