最高のハンドリングを誇る前輪駆動車 20選 FFでも楽しめることを証明したクルマたち
公開 : 2023.01.29 18:05
フォード・モンデオST200
フォードはモンデオST200という高性能ファミリーカーを作り上げた。シャープで反応の良いステアリングと、入念にセッティングされたサスペンションを持ち、乗員に快適さを提供しながらも、力強くコーナーを曲がっていくことができる。
17インチホイールも、アグレッシブなキャラクターの演出に一役買っている。2.5L V6エンジンは従来のST24から改良され、出力は169psから205psに向上した。
ホンダ・シビック・タイプR
ホンダのシビック・タイプRは、どの世代を選んでも素晴らしいハンドリングと信頼性を備えているが、ここではFK2に焦点を当てる。
310psの最高出力をしっかり前輪に伝えるために、ホンダはアダプティブ・ダンピングを備えたデュアルアクシス・ストラット式のフロントサスペンションを採用。トルクステアに対抗した。19インチホイールにコンチネンタルタイヤを装着している。
走行モード「+Rモード」では、アダプティブダンパーやエンジン、パワステなどがよりスポーティな設定となり、クルマと一体となった走りを体験できる。
アバルト695ビポスト
フィアットは、アバルト695を世界最小のスーパーカーと謳った。決して誇大広告ではなく、Hパターンのドッグリング・トランスミッションとLSD、4点式ハーネス付きレーシングシート、ロールケージ、190psの1.4Lターボが標準装備されている。
リアシートを取り外し、ラリー用のネットを装着することで38kgの軽量化を実現し、総重量は997kgとなっている。左右のオフセットを5mmずつ増やして全幅を10mm拡大し、タイヤはグッドイヤー・イーグルF1を装着して高いグリップ力を発揮する。
フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(初代)
同時代の上級後輪駆動車と比較しても、その確かな安定性と思い切りの良さから、初代ゴルフGTIのランクインは妥当なところだろう。標準のゴルフに比べ、ダンパーとスプリングを硬くし、アンチロールバーを装着、車体を20mm路面に近づけている。840kgの車重と110psのパワーで、一般道を軽快に駆け抜けることができた。
プジョー106 GTi
1990年代のホットハッチとしては、アルファ・ロメオ145、セアト・イビサ・クプラ、ルノー・クリオ・ウィリアムズなどが挙げられるが、プジョーは306 GTI-6と106 GTiを投じることで、ホットハッチの水準を大きく引き上げた。
106 GTiは、小型ながらもホットハッチの要点を見事に捉えている。マクファーソンストラットにアンチロールバー、トーションバー、そしてリアにアンチロールバーを装着。1.6Lエンジンから120psを引き出し、950kgの車重で、都市部から郊外まで走破する実力を備えている。