ヴォグゾール、より効率的なディーゼル・ユニットを発表
公開 : 2014.09.12 22:10 更新 : 2017.06.01 02:12
ヴォグゾールは些か古くなった2.0ℓCDTiディーゼル・ユニットを、来年後半に登場するインシグニアとザフィーラ・ツアラーを機に一新しようと計画している。
この新しいCDTiユニットは、7psほどパワー・アップするばかりでなく、2015年9月に実施されるユーロ6エミッション・スタンダードに対応することとなる。具体的なパワー、トルクは、170ps/3750rpm、40.8kg-m/1750−2500rpmだ。
クリーン・ディーゼルの鍵は、セレクティブ・キャタリスティック・リダクションの追加だ。このSCRは、排気ガスから有害なNOxを取り除くためにAdBlue還元剤を使用することにある。そして、このエンジンには”ブルー・インジェクション”のネーミングが与えられる。
ヴォグゾールは、このクラスで最高のディーゼルだとし、騒音と振動も更に減らされているという。
この新しいエンジンは、ヴォグゾールが£32億(5570億円)を掛けてそのパワートレーンを一新するという計画の一部で、2016年までにヴォグゾールは13の新しいエンジンを登場させる計画でいる。
この新しいディーゼル・エンジンは、10月のパリ・モーターショーで公開され、その時点で公式な燃費なども公表される予定だ。