アウディA6 eトロン 2024年初頭に発表予定 セダン、ワゴンの次世代EV

公開 : 2023.02.02 18:45

セダン/ワゴン市場もまだまだ旺盛

また、EV専用プラットフォームによって確保された長いホイールベースを使って、フロントとリアのレッグルームがどれほど改善されるかも注目したい。

A6アバントeトロンのボディサイズは、全長4960mm、全幅1960mm、全高1440mmで、現行モデルとほぼ同じである。

アウディA6 eトロン・コンセプト(左)とA6アバントeトロン・コンセプト(右)
アウディA6 eトロン・コンセプト(左)とA6アバントeトロン・コンセプト(右)    アウディ

A6 eトロン・コンセプト発表の数か月前、メルセデス・ベンツのプロダクト責任者であるマルクス・シェーファー氏は、車高の低いファミリーカーに対する需要減少に伴い、ワゴンモデルの将来性は「不確か」であると語っている。実際、SUV/クロスオーバーの人気が高まる中で、セダンやワゴンの存在感は日に日に薄まっていると言えるだろう。

しかし、アウディのデザイナー、フィリップ・レーマース氏は次のよう語っている。

「当社には、アバントという非常にスポーティでエモーショナルな伝統があります。使い勝手の良さと、表現力豊かでスポーティなデザインが見事に融合したこのボディスタイルに取り組めることは、デザイナーとして素晴らしいことだと思います」

マーテンス氏も同意見だ。「このクルマには、まだまだ旺盛な需要があると見ています。グローバルに通用するコンセプトではありませんが、大きな成功を収め、熱い需要があるのです」

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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