先鋭的なEVサルーン 次期プジョー508 新アーキテクチャで全面的刷新へ

公開 : 2023.02.08 06:05

プジョーのリンダ・ジャクソンCEOとのQ&A

――コンセプトの「インセプション」は、なぜ量産しないクルマの形をとっているのですか?

「わたし達が伝えたいのは、ご覧いただいたテクノロジーはすべて、プジョーの全モデルに適用されるということです。つまり、マニフェストとでもいいましょうか。『この素晴らしいコンセプトを、これから市場に投入しますよ』という単純な表現ではなく、技術のショーケースなのです」

――対応インフラがないにもかかわらず、なぜワイヤレス(非接触)充電技術に投資するのでしょうか?

「未来のための投資です。それから、電動化のあらゆる面での開発スピードが非常に速いことを忘れてはなりません。わたし達は、これらの技術が2025年以降に導入されると言っているのであって、急速充電器が2025年ちょうどに登場するとは言っていないのです。わたし達は前進し、お客様のためにスマートで簡単な解決策を見つける必要があります」

――インセプションの先進技術は、エントリーモデルにも搭載されるのでしょうか?

プジョーのリンダ・ジャクソンCEO
プジョーのリンダ・ジャクソンCEO

「Bセグメントのクルマ、Cセグメントのクルマ、どれにどの技術を載せるか取捨選択して、手の届くクルマを作ることが必要です」

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事