パサートと肩を並べる実力派 プジョー508 英国版中古車ガイド ファストバックとSW

公開 : 2023.02.19 08:25  更新 : 2023.02.20 12:03

購入時に気をつけたいポイント

リコール

英国仕様では、2017年11月から2021年1月に生産された508で、ケーブルの配線とソフトウエアの不具合を理由に燃料が漏れる可能性が報告されている。同時期のプジョー・リフターも対象となった。購入時は、ディーラーで対応済みか確かめたい。

パーキングセンサーとバックカメラ

シャープなスタイリングが故に、後方視界は優れない。リアシートのヘッドレストと小さなリアウインドウが重なり、リアピラーも太い。バックミラーも小さく感じられる。

プジョー508(英国仕様)
プジョー508(英国仕様)

そのため、パーキングセンサーやバックカメラを備えた508を選ぶのが賢明。英国仕様では、アリュール・グレード以上に標準装備となる。

英国編集部の推しチョイス

ベスト:1.5ブルーHDi 130

1.5Lディーゼル・ターボエンジンはパワフルで、洗練性も高い。燃料代も節約できるから、浮いた予算でアフターパーツを買い足すことも可能だろう。

ワイルドカード:PSE

プジョーの量産車として過去最強になる、360psのPHEV。爽快なパフォーマンスを、快適な乗り心地で楽しめる。電気モーター単独で最長41kmの走行も可能で、カタログ燃費は49.2km/Lがうたわれる。日本導入も期待したいところだ。

プジョー508 PSE SW ハイブリッド4(英国仕様)
プジョー508 PSE SW ハイブリッド4(英国仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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