トヨタ 3月の生産は回復へ 90万台を見込み、単月で過去最高の可能性も

公開 : 2023.02.15 19:50  更新 : 2023.02.15 22:10

トヨタが3月の生産計画を発表。同社の単月のグローバル生産として、過去最高の実績を超える可能性も出てきました。

ライン停止は、レクサスLCの3稼働日のみ

トヨタが、2023年3月の生産計画を発表した。

グローバルで90万台程度(国内約35万/海外約55万)の生産を見込むという。

昨年3月は小島プレス工業のシステム障害も重なり、87万台という実績ながら当時の過去最高を記録。同年9月には、それを約89万台で塗り替えた。2023年の3月はさらに上回る計画だ。写真はレクサスLC。
昨年3月は小島プレス工業のシステム障害も重なり、87万台という実績ながら当時の過去最高を記録。同年9月には、それを約89万台で塗り替えた。2023年の3月はさらに上回る計画だ。写真はレクサスLC。    花村英典

1月の70万台程度(国内約20万/海外約50万)、2月の75万台程度(国内約30万/海外約45万)と比較して、稼働日数の違いを考慮しても、回復する形だ。

昨年3月のグローバル生産実績は約87万台だったので、それと比べても上回ることになる。

さらに、昨年9月に記録した、単月での過去最高となった約89万台を超える可能性もあるわけだ。

3月の生産ラインの稼働については、レクサスLCを製造する元町工場「 少量ライン」を、22日(水)、23日(木)、24日(金)に停止するのみという状況。

なお、2022年度の通期での生産見通し、910万台については変更なしとアナウンスされた。

トヨタは今回の発表に際し、「今後も半導体部品の供給状況を精査・注視し、関係各社と協議しながら、仕入先の皆さまとともにあらゆる対策の検討を進めていくことで、1日でも早く1台でも多くお客様にお届けできるよう、努力してまいります」というメッセージを添えている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事