新型ルノー・カングー日本発売 先代と比べてちょっと大きく サイズ/外装/内装/パワートレイン/価格を解説
公開 : 2023.02.24 08:05 更新 : 2023.02.24 09:14
エクステリア 「個性」そのままに
新型カングーは、ひと目でカングーとわかる親しみのある個性はそのままに、先進のエッセンスを取り入れたデザインへと生まれ変わった。
フロントガラスを寝かせて流線形となったフォルムは、空気抵抗を低減させるとともにダイナミックさを感じさせ、ボンネットに入れられたリブやワイドなショルダーラインを始めとする抑揚のあるボディラインが、エクステリアデザインに力強さを与えている。
ルノーデザインを象徴するフルLEDヘッドライトとCシェイプデイタイムランプが装備されたフロントエンドは、クロームで縁取られたフロントグリルによって上質感を高めた。
フロントバンパー両端に装備されたエアディフレクターは、フロントホイールが発生させる空気の乱れを抑えることで空気抵抗を減らす効果があり、燃費が向上。
新型カングーは、ボディ同色バンパー仕様(インテンス)と、人気の高い黒バンパー仕様(クレアティフ、ゼン、プルミエールエディション)から好みのエクステリアデザインを選ぶことができる。
リアのエクステリアデザインのハイライトはダブルバックドアで、新型カングーの後ろ姿もまたカングーらしさにあふれている。フロントと同様に、リアランプにもCシェイプシグネチャーが取り入れられている。
インテリア 「フランス流実用車」
新型カングーのインテリアは、フランス流の実用性と使い勝手の良さが融合したデザインと、乗員全員が快適で楽しい時間が過ごせるよう工夫された装備が特徴。
形状が見直されたフロントシートはひと回り大きくなり、サポート性も向上している。
3座独立タイプ、6:4分割式リアシートには、大人3人がしっかりと乗車することができる。
水平基調のデザインとなったダッシュボードは、ブラッシュアルミ調とダークグレー塗装パネル、各部に配されたクロームパーツで上質感が高められている。
本革を使用したステアリングホイールは、マットクロームフィニッシャーで装飾され、ステアリングホイール両側には先進の運転・駐車支援システムの操作スイッチやメーター表示の切り替えなどのコマンドスイッチが配置されている。
メーターパネルは7インチデジタルインストゥルメントパネル(インテンス、クレアティフ、プルミエールエディション)が採用され、先進感と視認性のよさを兼ね備える。
8インチマルチメディアイージーリンクは、スマートフォンミラーリング機能が装備されている。
スマートフォンをUSBポートに接続すれば、アップル・カープレイやアンドロイド・オートを介してマルチメディアイージーリンク上で、スマートフォン内の各種アプリが利用できる。
新型カングーは、静粛性も大きく向上。ダッシュボードには3層構造の防音材を使用し、エンジンルーム、前後サイドドアにも防音材が追加され、すべての窓ガラスの厚みも増した。この結果、可聴音声周波数が10%向上し、室内での会話が聞き取りやすくなった。