新型ルノー・カングー日本発売 先代と比べてちょっと大きく サイズ/外装/内装/パワートレイン/価格を解説
公開 : 2023.02.24 08:05 更新 : 2023.02.24 09:14
パワートレイン 選べる2つの仕様
新型カングーは、好みと用途に応じてガソリンエンジンとディーゼルエンジンから選べる。
1.3L直列4気筒16バルブ直噴ガソリンターボエンジン
ルノー/日産/三菱アライアンスとダイムラーにより共同開発された先進のガソリンターボエンジン。
1600rpmの低回転から24.8kg-mの最大トルクを生み出し、最高出力131ps/5000rpmを発揮する。
市街地の走行時など低回転域ではスムーズなレスポンス、高速道路での加速の際はパワフルなトルクで余裕のある走りを提供する。
トライアングル形状のシリンダーヘッド内に250バールの高圧力で燃料を直接噴射することで燃焼の効率化を図るとともに、シリンダー内には特殊なコーティングを施して摩擦を低減するなどいくつもの燃費向上のための技術が取り入れられている。WLTCモード燃費は15.3km/L。
コモンレール式1.5L直列4気筒直噴ディーゼルターボエンジン
コモンレール式の直噴インジェクタを備え、最高出力116ps/3750rpm、最大トルク27.5kg-m/1750rpmを発揮。
1.3L直噴ガソリンターボエンジンと比較して、最大トルクは3.1kg-m高く、ディーゼルエンジンならではの低回転域からの高トルクと高出力によりスムーズなレスポンスを実現した。
DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)が、PMを約99%除去し、SCR(セレクティブキャタリティックリダクション)により排気系統に AdBlue(尿素水溶液)を噴射し、化学反応によりNox(窒素酸化物)を約90%除去するなど、環境に優しい先進のクリーンディーゼル。WLTCモード燃費は17.3km/L。
組み合わされるトランスミッションは、両エンジンとも湿式デュアルクラッチを備えた電子制御7速AT(7EDC)。
新型カングーには、ノーマル、エコ、ペルフォの3つの走行モードが備わる。
ノーマルモードは通常走行、エコモードはエンジン出力・トランスミッションの変速ポイント・電動パワーステアリングのアシスト力などを省燃費重視で制御し、ペルフォモードは積載量が多い場合などパワーが必要な走行シーンに適している。
発売記念特別仕様車も 価格は?
新型カングーには、ドライブを安心して楽しめるよう、アダプティブクルーズコントロール、レーンセンタリングアシスト、アクティブエマージェンシーブレーキ、そして日本導入モデルでは初となるエマージェンシーレーンキープアシスト、ブラインドスポットインターベンションなどの先進の運転・駐車支援システムが数多く装備される。
ハンズフリーカードキー、視認性に優れる7インチデジタルインストゥルメントパネル(インテンス、クレアティフ)、8インチマルチメディアEASY KINK(イージーリンク/スマートフォン用ミラーリング機能)、2ゾーンオートエアコン、後席エアダクト、室内の静粛性の向上など、新型カングーには乗員全員が快適で楽しい時間を過ごせるよう、たくさんの工夫が凝らされている。
また、新型カングーの発売を記念し、ルノー・カングー・クレアティフの特別仕様車「カングー・プルミエールエディション」が発売される。
「カングー・プルミエールエディション」は、カングー・クレアティフには設定のないボディカラーのブラウン・テラコッタM、グリ・ハイランド M、ブルー・ソーダライトMにペイントされた特別なモデル。
価格(消費税込)は以下のとおりと発表された。
ガソリンモデル
ルノー・カングー・インテンス:395万円
ルノー・カングー・クレアティフ:395万円
ルノー・カングー・ゼン(受注生産車):384万円
ルノー・カングー・プルミエールエディション(特別仕様車):400万5000円
ディーゼルモデル
ルノー・カングー・インテンス:419万円
ルノー・カングー・クレアティフ:419万円
ルノー・カングー・プルミエールエディション(特別仕様車):424万5000円