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フェラーリ・ジャパン、Kazuhide Ueno (上野和秀)
フェラーリ社が世界各国で開催するフェラーリ・チャレンジを中心としたサーキット・イベントがフェラーリ・レーシング・デイズだ。日本では2012年から鈴鹿サーキットで行われてきたが、今年は富士スピードウェイを舞台に開催された。
フェラーリ・レーシング・デイズ 富士 2014では、フェラーリ・チャレンジ・アジア・パシフィック第5戦を核に、個人所有のF1やFXXが走るF1クリエンティ、FXXプログラムに加え、オーナー参加できるファミリー走行とスポーツ走行が用意された。スポーツ走行にはプレミアム・モデルが参加できるスーパーカー・クラスも設けられ、そこには最新のラ・フェラーリが早くも姿を見せ、その異次元の圧倒的な速さにギャラリーは圧倒されていた。
一方ピットではフェラーリ・クラシケ・コーナー、その先には最新のスペチアーレ・モデルでありフェラーリ初のハイブリッド・モデルのラ・フェラーリを展示。さらにワンオフモデルのSP1とSP-FFXが披露され、特別な世界を伝えていた。
フェラーリ・チャレンジ・レース2には、ゲストとして元F1ドライバーでFIA GTレースをフェラーリで闘うジャンカルロ・フィジケラが参加した。最後尾からのスタートながら2位まで追い上げ、レースを大いに盛り上げてくれた。ここには日本人ドライバーが4人出走したが、表彰台は海外勢に独占されてしまい、5位が最上位だった。
このほかフェラーリの地域貢献の一環として、静岡県小山町の小学生40名が招待された。集まった子供達にフェラーリ・ジャパン社長のリノ・デパオリ氏がフェラーリについての講義を行い、ブランドの生い立ちからF1にまつわる歴史などを説明した。このほ、フェラーリが走るサーキット内をバスで走行する「サーキット・サファリ」も楽しんだ。
また昭和シェル石油の新ハイオクガソリン「Shell V-Power」の発売を記念したイベント「Shell V-Power EXCITING CHAMPIONSHIP」の最終戦も実施された。オンライン予選の上位14名が招かれ、ここでジャンカルロ・フィジケラとの決勝を行い王者が決定。優勝したYASさんには、フィジケラがドライブするフェラーリ458スペチアーレの同乗体験走行がプレゼントされ、リアルのサーキット走行に大喜びだった。
こうして盛り上がったフェラーリ・レーシング・デイズ富士2014は、天候にも恵まれ日本全国から750台ものフェラーリが参加し、跳ね馬の休日を存分に楽しんだ。
話題の最新のプレミアム・モデルであると共に、初のハイブリッド・モデルであるラ・フェラーリが特別展示され、終日注目を集めていた。
日本の熱烈なる愛好家の熱意でフェラーリにワンオフモデルを復活させるきっかけを作ったSP1と、最新のSP-FFXも姿を見せた。
フェラーリ・クラシケのブースには、フェラーリの歴史を物語る250GT TdFから365GTB/4 デイトナ、512BBi、ディーノ246GTが展示された。
F1クリエンティにはF310/2、F399、F2001、F2003-GAの4台が参加し、カン高いフェラーリ・サウンドで観客を感激させた。
富士とシルバーストンでのフェラーリ・レーシング・デイズの日程がかぶりFXXプログラムに海外勢の参加はなく、日本に住む2台が参加。
富士スピードウェイのパドックは、新旧各タイプのフェラーリで埋め尽くされた。よく見ると貴重なモデルも散見された。
スーパーカー・ドライブには最新のプレミアム・モデルのラ・フェラーリが登場。ギャラリーは圧倒的な速さに目を見張っていた。
土日の両日に渡りスポーツ走行枠は数多く用意され、新旧様々なタイプのフェラーリが富士スピードウェイを存分に駆け抜けていた。
同乗者と共にゆったりとサーキットランを楽しみたいオーナーのために、先導車付のファミリー走行「エンジョイ・ドライブ」を用意。
新たに設立されたフェラーリ社公認クラブであるフェラーリオーナーズクラブジャパンの記念走行が行われた。
フェラーリが推進するテーラーメイドのシステムを分かり易く見せるブースには、458スパイダー武士道を展示。
ショーアップされたピット内には現行モデルが全タイプ展示され、細部まで気軽に見比べることができた。
フェラーリ・チャレンジはアジア・パシフィック第5戦が2レース行われた。23人の精鋭がバトルを繰り広げた。
2レースともトップでチェッカーを受けたのはピレリ・プロ・クラスのマックス・ブランカルディ選手だった。
ピレリ・クラスでは2レースともゼッケン17のフィリッペ・プレッテ選手が制した。
日本ラウンドだったが、2レースともポディウムは海外勢に独占されてしまった。
今回日本人ドライバーで最上位を記録したのはレース1で総合5位を勝ち取ったシゲタ選手。
鮮やかなカラーリングが特徴のゼッケン107の458チャレンジはセト選手がドライブ。
シックなダークレッドをまとうゼッケン128の458チャレンジはカトー選手が乗った。
マルティニカラーを思わせるマーキングのゼッケン135はコジマ選手の458チャレンジ。
コジマ選手は桜と富士をあしらい輪島塗で仕上げたヘルメットで参戦し、海外の選手から注目を集めていた。
今回のフェラーリ・レーシング・デイズ富士2014には、ゲストとしてジャンカルロ・フィジケラ氏が招かれ、チャレンジに特別参加した。
フェラーリの地域貢献の一環として、地元小山町の小学生40名が招待された。リノ・デパオリ社長がフェラーリのすべてを説明した。
フェラーリ・ジャパン社長のリノ・デパオリ氏による講義の後は、参加者全員でラ・フェラーリの前で記念撮影を行った。
フェラーリが駆け抜けるレーシング・コースではサーキット・サファリが行われ、招かれた小学生が楽しんだ。
Shell V-Power EXCITING CHAMPIONSHIPの優勝者には、フィジケラがドライブするフェラーリの同乗体験走行がプレゼントされた。
数多くのフェラーリをモデル化してきたタミヤは、プレイエリアに新旧様々なモデルを展示し、ラジコンを楽しめるコーナーも用意。
カスタマーに向けてプロのドライバーがドライブするフェラーリの同乗試乗会も行われ、参加者の人気を集めた。
スーパーカー・エリアには懐かしのタイサンF40の姿を発見。20年ぶりにその雄姿が富士に復活した。
イベントに先がけて、各地のディーラーから富士に向かう”ROAD TO FUJI”と題されたツアーが行われた。