ベントレー・ミュルザンヌ・スピード発表
公開 : 2014.09.17 22:40 更新 : 2017.06.01 02:12
ベントレーは最速のスポーツ・サルーンと標榜するミュルザンヌ・スピードを公開した。10月のパリ・モーターショーでお披露目されるこのミュルザンヌ・スピードは、6.75ℓのV8ユニットと、内外にわたるスタイリング変更、そしてドライバーにフォーカスしたシャシーの改良などがなされている。
エンジンは、6.75ℓツイン・ターボV8だが、燃焼室形状が変更され、バリアブル・バルブ・タイミングを採用。またターボ・チャージャーのコントロールも変更された結果、パワー、トルクは従来の512ps、104.0kg-mから537ps、112.1kg-mにまでアップされている。ユーロ6対応のパワー・ユニットで、0-96km/h加速は0.2秒改善された4.9秒、トップ・スピードは10km/hアップした306km/hというパフォーマンスを持つ。
シリンダー・ストップを備え、低負荷ではV4として作動する。そのため、CO2排出量もスタンダードなミュルザンヌの393g/kmから342g/kmにまで向上している。
8速ギアボックスも、トルク・デリバリーとコネクションが再調整され、回転を2000rpm以上に保つSモードも装備された。
サスペンションにも新たにスポーツ・モードが採用されている。これはエア・サスペンションが硬くなり、正確かつフィードバックの大きいステアリングとなる。
デザイン的にはミュルザンヌ・スピードは、ステンレス・メッシュ・グリルと、ヘッドランプ、テールランプが専用となっている。また、21インチの専用ホイールもセットされる。エグゾーストは4本出しだ。
なお、このミュルザンヌ・スピードの登場に合わせて、通常のミュルザンヌにも改良が加えられた。エンジンのパワーは変わりないが、燃費が13%向上。また、8速ギアボックスも再調整されている。