メルセデス・ベンツ「Bクラス」改良新型でどう変わる? 価格/ガソリン/ディーゼルを解説

公開 : 2023.02.27 11:42  更新 : 2023.02.28 10:58

「Bクラス」のマイナーチェンジ車が、日本発売されました。価格は537万円~。「MBUX ARナビゲーション」が標準装備されています。

デザイン/装備がアップデート

メルセデス・ベンツ日本法人が、改良新型Bクラスを発売した。

ベンツのラインナップでは、コンパクトクラスのトールワゴンという位置づけで、BMW 2シリーズ・アクティブツアラーと市場を争っている。

標準仕様・AMGライン共に、ブラックペイントをあしらったアルミホイールを採用。標準は17インチ、AMGラインは18インチとなる。画像は日本仕様のB 200 d(AMGライン/パタゴニアレッド)。
標準仕様・AMGライン共に、ブラックペイントをあしらったアルミホイールを採用。標準は17インチ、AMGラインは18インチとなる。画像は日本仕様のB 200 d(AMGライン/パタゴニアレッド)。    AUTOCAR JAPAN

スペース効率に重点を置いた多目的車として、ファミリー層のユーザーが多いのも特徴だ。

このため、前輪駆動のプラットフォームを採用しており、同日販売が始まった改良新型Aクラス/Aクラス・セダンと基礎構造を共有している。

改良新型は、内外装のデザインが進化し、マルチメディア/ADAS装備がアップデートされているので確認しておこう。

グリルがスターパターン 内装は?

改良新型のボディサイズは、全長4425(AMGライン:4430)×全幅1795×全高1565mm(同1550mm)。

外観は、ヘッドライトがシャープなデザインになり、「AMGライン」仕様では鼻先がマットクロームのスリーポインテッド・スターを無数に散りばめた「スターパターングリル」となった。

改良新型メルセデス・ベンツB 200 d(AMGライン)の前席内装。
改良新型メルセデス・ベンツB 200 d(AMGライン)の前席内装。    AUTOCAR JAPAN

車体後部は、 新意匠のリアディフューザー、2ピース構造のLEDリアコンビライトによりダイナミックな印象に。リアウインドウの両端にはスポイラーを装備した。

インテリアは、新世代ステアリングホイールを採用。AMGライン・パッケージなら、3本のツインスポークとなりスポーツ性を感じられる。

このステアリングホイールでは、ナビ/ADASの設定を手元で完結できるほか、ディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、新たにリムに静電容量式センサーを備えている。つまり、ステアリングにかかるトルクがなくとも、ドライバーが握っていることを認識できるわけだ。

また、センターコンソールのタッチパッドが廃止され、助手席前のトリムも刷新。AMGレザーエクスクルーシブ・パッケージを選択すると、本革ブラックを選べるようになったのもポイントだ。

「B 180」「B 200 d」とADAS

改良型Bクラスのパワートレインは、これまで通り2種類。

「B 180」は、軽量化・省スペース化・ノイズ低減に力を注いだ高圧縮比の1.4L 直4ガソリン・エンジンで136ps/20.4kg-mを発揮。

改良新型メルセデス・ベンツB 200 d(AMGライン)の後席内装。
改良新型メルセデス・ベンツB 200 d(AMGライン)の後席内装。    AUTOCAR JAPAN

「B 200 d」は、150ps/32.6kg-mの2Lディーゼルユニットで、冷却された高圧EGRと低圧EGRを組み合わせた「マルチウェイ排出ガス再循環」を搭載している。

装備面では、最新世代の「MBUX」を採用。「ハイ、メルセデス!」で起動し、目的地入力・電話通話・音楽選択・気象情報・空調・照明の操作などに対応する。

また、Cセグメントに初めて「MBUX ARナビゲーション」を採用したのはトピック。従来のナビ機能に加えて、目の前に広がる現実の景色がナビ画面の一部に映し出され、進むべき道を矢印で示してくれる。

これ以外にも、「アダプティブハイビームアシスト」、合計10スピーカーからなる「アドバンスト・サウンドシステム」が標準装備となった。

ADAS面では、マルチパーパスカメラとレーダーセンサーの働きにより周囲の交通状況を的確に把握する「インテリジェントドライブ」を搭載し、最新の技術で安全運転をサポートする。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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