改良で「メルセデス・ベンツAクラス/セダン」はどう変わった? 新価格で日本発売
公開 : 2023.02.27 11:13 更新 : 2023.02.27 21:20
「Aクラス」「Aクラス・セダン」のマイナーチェンジ版が日本発売! 価格・導入モデルを解説します。そして、コンパクトクラスの今後も考えましょう。
Aクラス・Bクラスがマイナーチェンジ
2月27日。メルセデス・ベンツ日本は、コンパクトモデルの「Aクラス」、セダンの「Aクラス・セダン」、およびマルチパーパスカーの「Bクラス」をマイナーチェンジして発売した。
ここでは、AクラスとAクラス・セダンの改良について紹介していこう。
Aクラスは、1997年に登場した初代と2004年に登場した2代目は、ユニークなトールワゴンスタイルだったが、2012年に発売された3代目からは一転、背の低いスポーティなハッチバックモデルとなった。
2018年に発表された現行型も、そのスタイリングを踏襲している。また、2019年には4ドアセダンのAクラス・セダンも追加設定された。
初代・2代目は、その独特のスタイルからライバルのいない存在だったが、3代目からはジャーマンスリーのプレミアムコンパクトがガチなライバルとなる。つまり、BMW 1シリーズとアウディA3だ。
また、モデルチェンジのたびにクオリティを上げてきた、Cセグメントのベンチマークであるフォルクスワーゲン・ゴルフや、ボルボV40などもライバル車種となっている。
新デザイン/内装 AMGラインは?
今回のマイナーチェンジでは、内外装のデザインが刷新された。ボディサイズは、全長4430×全幅1800×全高1440mmだ。
まず外観では、ボンネットにパワードームを備え、サメの尖った鼻先を想わせる前傾したフロントエンドにシャープさを強調。ヘッドランプは水平基調となった。
オプションの「AMGライン」では、マットクローム仕上げの小さなスリーポインテッドスターが散りばめられたシングルルーバーのグリルを採用(標準仕様はブラック仕上げ)。さらに、両サイドに大口径のエアインテークを配置し、アグレッシブかつパワフルなフロントバンパーが特徴となっている。
リアもLEDテールランプを水平基調にし、新デザインのリアディフューザーでスポーティなリアビューを演出。
内装は、新世代のステアリングホイールを採用し、「AMGライン」では3本のツインスポークとなる。ディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能は、リムに静電容量式センサーを備えるパッドを新たに搭載。これにより、ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーが握っていることが認識されて使い勝手を向上している。
さらに、センターコンソールに設置していたタッチパッドを廃止し、車内はすっきりとした空間になった。