日産エクストレイル 詳細データテスト 動力性能と操縦性には満足 静粛性と低速での乗り心地は要改善

公開 : 2023.03.04 20:25  更新 : 2023.04.04 00:19

スペック

レイアウト

エクストレイルのプラットフォームは、キャシュカイルノー・オーストラルと同じCMF−C/D。マイルドハイブリッド仕様は、CVTを介して前輪を駆動するが、フルハイブリッドのe−パワーは前輪駆動も4WDもモーター駆動だ。

キャビンの床下には2.1kWhの駆動用バッテリーを搭載。2モーター・4WDのテスト車は、前後重量配分が実測55:45だった。

エンジン

エクストレイルのプラットフォームは、キャシュカイやルノー・オーストラルと同じCMF-C/D。フルハイブリッドのe-パワーは、前輪駆動も4WDもモーター駆動だ。
エクストレイルのプラットフォームは、キャシュカイやルノー・オーストラルと同じCMF-C/D。フルハイブリッドのe-パワーは、前輪駆動も4WDもモーター駆動だ。

駆動方式:フロント横置き/前後モーター四輪駆動
形式:直列3気筒1477〜1497cc可変圧縮比ターボチャージャー、ガソリン
ブロック・ヘッド:アルミニウム
ボア×ストローク:φ84.0×88.9〜90.1mm
圧縮比:8.0〜14.0:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:-ps/-rpm
最大トルク:25.4kg-m/-rpm
エンジン許容回転数:-rpm
ハイブリッドアシスト:横置きモーター×2
モーター最高出力:-ps
モーター最大トルク:-kg-m
システム総合出力:213ps/-rpm
システム総合トルク:53.5kg-m/-rpm
馬力荷重比:114ps/t
トルク荷重比:28.3kg-m/t
エンジン比出力:-ps/L

ボディ/シャシー

全長:4680mm
ホイールベース:2705mm
オーバーハング(前):935mm
オーバーハング(後):1040mm

全幅(ミラー含む):2065mm
全幅(両ドア開き):-mm

全高:1735mm
全高:(テールゲート開き):2580mm

足元長さ(1列目席):最大1105mm
足元長さ(2列目席):820mm
足元長さ(3列目席):435mm
座面~天井(1列目席):最大1045mm
座面~天井(2列目席):985mm
座面~天井(3列目席):825mm

積載容量:117-485-1298L

構造:スティールモノコック
車両重量:1886kg(公称値)/1947kg(実測値)
抗力係数:0.33
ホイール前・後:7.5Jx19
タイヤ前・後:235/55 R19 101V
ハンコック・ヴェンタスS1 Evo3 SUV
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット)

変速機

形式:1速リダクションギア
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
最終減速比:−

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:12.9km/L
ツーリング:12.0km/L
動力性能計測時:5.3km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):15.4km/L
中速(郊外):18.2km/L
高速(高速道路):17.8km/L
超高速:12.5km/L
混合:15.2km/L
EV航続距離:-km

燃料タンク容量:55L
駆動用バッテリー:2.1/1.97kWh(総量/実用量)
現実的な航続距離(モーターのみ):-km
現実的な航続距離(エンジンのみ):約-km
現実的な航続距離(エンジン+モーター):708km
CO2排出量:148g/km

サスペンション

前:マクファーソンストラット/コイルスプリング、スタビライザー
後: マルチリンク/コイルスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.5回転
最小回転直径:11.1m

ブレーキ

前:350mm通気冷却式ディスク
後:330mm通気冷却式ディスク
制御装置:ABS
ハンドブレーキ:電動、センターコンソールにスイッチ配置

静粛性

アイドリング:-dBA
全開時(145km/h):76dBA
48km/h走行時:59dBA
80km/h走行時:66dBA
113km/h走行時:69dBA

安全装備

ABS/ESC/AEB+歩行者・自転車検知/LKA/死角警告/センターエアバッグ
Euro N CAP:5つ星
乗員保護性能:成人91%/子供90%
交通弱者保護性能:70%
安全補助装置性能:95%

発進加速

テスト条件:湿潤路面/気温6℃
0-30マイル/時(48km/h):2.6秒
0-40(64):3.7秒
0-50(80):5.0秒
0-60(97):6.6秒
0-70(113):8.7秒
0-80(129):11.2秒
0-90(145):14.3秒
0-100(161):18.1秒
0-110(177):25.3秒
0-402m発進加速:15.2秒(到達速度:149.2km/h)
0-1000m発進加速:28.0秒(到達速度:179.3km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
キア・ソレント 1.6 HEV T−GDi AWD 2 オート(2021年)
テスト条件:乾燥途上路面/気温9℃
0-30マイル/時(48km/h):3.1秒
0-40(64):4.5秒
0-50(80):6.4秒
0-60(97):8.5秒
0-70(113):11.0秒
0-80(129):14.1秒
0-90(145):17.9秒
0-100(161):22.9秒
0-110(177):29.8秒
0-402m発進加速:16.6秒(到達速度:139.7km/h)
0-1000m発進加速:29.9秒(到達速度:177.2km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):2.0秒

30-50(48-80):2.4秒

40-60(64-97):2.9秒

50-70(80-113):3.7秒

60-80(97-129):4.6秒

70-90(113-145):5.6秒

80-100(129-161):7.0秒

90-110(145-177):11.0秒

制動距離

テスト条件:湿潤路面/気温6℃
30-0マイル/時(48km/h):9.1m
50-0マイル/時(64km/h):25.6m
70-0マイル/時(80km/h):48.5m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.96秒

ライバルの制動距離

キア・ソレント 1.6 HEV T-GDi AWD 2 オート(2021年)
テスト条件:乾燥途上路面/気温9℃
30-0マイル/時(48km/h):8.8m
50-0マイル/時(64km/h):23.6m
70-0マイル/時(80km/h):45.8m

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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