JR北海道 H100形気動車で再びトラブル ホームと反対側のドアが運転士の操作なしに開く
公開 : 2023.03.01 05:40
JR北海道は、H100形電気式気動車に関し、ホームと反対側のドアが運転士の操作なしに開く事象が発生したと公表した。
H100形気動車でトラブル
JR北海道は、2023年2月27日13時20分頃、長万部駅に停車中の普通列車(H100形1両編成)において、運転士が操作していない状況で、ホームと反対側のドアが2回開く事象が発生したと公表した。
JR北海道によると、函館線長万部駅に停車中の普通列車(長万部13時29分発倶知安行/乗車約20名)において、長万部6番線に入線後、運転士が小樽方運転台においてホーム側のドアの開操作を実施。その後、運転席にて待機中に、ホームと反対側のドアが開いたことを示す表示灯が点灯したため、確認したところ同ドアが開いている事象を確認したという。
乗客の転落がないことを確認ののち、ホームと反対側のドアの閉操作を実施。指令センターに報告中にも再度、ホームと反対側のドアが何らかの原因により開いたという。
このトラブルを受け、JR北海道は、同車両においてドアを開ける電気的な信号が何らかの原因により出力されたことが原因と公表。なお、詳細は調査中という。
H100形気動車をめぐっては、2023年2月22日に検査周期を超えたまま運行していたことが発覚している。