【現実の環境でテスト】メルセデス・ベンツEQE 350+ 一般道/高速道路/峠道で検証

公開 : 2023.03.03 10:45  更新 : 2023.03.03 10:52

EQSより良好な電費 価格はプレミアム

都内で仕事を終えた後、中央道を甲府まで行った時は222kmを走りバッテリー残量は42%になっていた。

この時の走行可能距離は194kmを示していたから、329km分消費したことになる。電費は4.22km/kWhであった。

メルセデス・ベンツEQE 350+(手前)
メルセデス・ベンツEQE 350+(手前)    前田惠介

この数値は、冬季であり、また登りということを考えればやむを得ないところだろう。

川崎に帰宅した後におこなった最後の充電は3237km時であった。

この時の走行距離は120kmちょうど。バッテリー残量は74%であり、電費は5.09km/kWhとなった。

結局、総合の電費は4.49km/kWhとなり、EQSの3.04km/kWhに比べれば遥かに良好な数値となったのである。

このEQE 350+の価格は1248万円である。さらにオプションとしてAMGラインパッケージが39万8000円、エクスクルーシブパッケージが50万2000円、パノラミックスライディングルーフが25万5000円、エナチャイジングパッケージが11万5000円、オプションペイントのアルペングレーが9万9000円で、都合136万9000円となり支払うべき車両価格は合計1384万9000円となった。

この値は、内燃機関のEクラスからすればかなりなプレミアムだ。

EQSの場合は、試乗後購入リストに入れてもよいと感じたが、EQEの場合、この金額に見合うかどうかは難しいところだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    笹本健次

    Kenji Sasamoto

    1949年生まれ。趣味の出版社ネコ・パブリッシングのファウンダー。2011年9月よりAUTOCAR JAPANの編集長、2024年8月より総編集長を務める。出版業界での長期にわたる豊富な経験を持ち、得意とする分野も自動車のみならず鉄道、モーターサイクルなど多岐にわたる。フェラーリ、ポルシェのファナティックとしても有名。
  • 撮影

    前田惠介

    Keisuke Maeda

    1962年生まれ。はじめて買ったクルマは、ジムニーSJ30F。自動車メーカーのカタログを撮影する会社に5年間勤務。スタジオ撮影のノウハウを会得後独立。自動車関連の撮影のほか、現在、湘南で地元密着型の写真館を営業中。今の愛車はスズキ・ジムニー(JB23)

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