トヨタ、送迎用バスの置き去り防止装置発売へ 幼児自ら助けを求めることができるボタン付き
公開 : 2023.03.04 16:55
トヨタは、「車内置き去り防止支援システム」を純正用品としてコースター、ハイエース向けに発売すると発表しました。
相次ぐバスへの置き去り事故を受け
トヨタは、幼児など送迎時の置き去り防止を支援する「車内置き去り防止支援システム」を、販売店装着の純正用品としてコースター(幼児専用車)、ハイエース(幼児バス)向けに4月より発売(予定)すると発表した。
トヨタは車内に置き去りにされた幼児が犠牲になるという事故を防ぎたいという思いから、商品の開発を進めてきたという。
この商品は、エンジン停止(IG/ACCオフ)後、運行スタッフに音声案内で車内の確認を促した後、確認が実施されない場合や、確認を実施したものの万一車内に置き去りにされた幼児などが自ら助けを求める場合に、車外へ警報を発すもの。
以下の機能を備えており、価格は10万円前後(取付工賃など諸費用は含まず)を予定している。
運行スタッフへ確認を促す音声案内と確認未実施時の車外警報(降車確認ボタン)
・エンジン停止(IG/ACCオフ)後、運行スタッフに車内の確認を促す音声案内を開始。
・運行スタッフが車内に残っている幼児などがいないか確認し、車内最後尾に設置した降車確認ボタンを押すと音声案内は停止。
・音声案内開始から一定時間経過しても降車確認ボタンが押されない場合、ホーンの吹鳴とハザードランプの点滅で車外へ警報する。
幼児など置き去り発生時車外警報(ここだよボタン)
・幼児などが置き去りにされた場合、自らボタンを押すことで、ホーンの吹鳴とハザードランプの点滅で車外へ警報する。
・ハイエース(集中ドアロック付車)では、ここだよボタンに連動してドアロックが解除される。