シトロエン・カクタス・ベースの50km/ℓカー

公開 : 2014.09.18 22:20  更新 : 2021.03.05 21:44

シトロエンは、C4カクタスをベースに、フランス政府が提唱する50km/ℓの燃費に対応したコンセプト・モデルを、パリ・モーターショーで発表する。

C4カクタス・エアフロー2Lと呼ばれるモデルで、標準的なC4カクタスよりも100kgも少ない865kgのボディ重量を持つ。

パワーは、ハイブリッド・エア・パワートレーンで、プジョー2008に使用されるハイブリッド・エアを流用したものだ。このテクノロジーについては、昨年ノジュネーブ・モーターショーでC3コンセプトで公開されている。

そのパワートレーンは、82psを発揮する1.2ℓの3気筒ピュアテック・エンジンと、油圧ポンプと空気タンクを備えたエア・パワートレーンが組み合わせられる。トランスミッションは、エピサイクリックと呼ばれるものが採用されている。

ボディは、アルミニウムと軽量スティールがメインで、C4カクタスの特徴的なエア・バンプはカーボンファイバー製となる。ライトは一般的なものからLEDに変更され、伸ばさたスポイラーは、リア・マウントのエア・エクストラクターと合わせてより効果的な空力をもたらす。更に、これも空気抵抗を減らすために、ホイールにアクティブ・シャッターが付けられる。

パフォーマンスに対しては、ピュアテック110と同等としている。ちなみに、ピュアテック110は、0-100km/h加速が9.5秒、トップスピードが193km/hだ。

ちなみにフランス政府は、2020年までに50km/ℓを現実のものとしたい意向で、更には100km/ℓも視野に入れているという。

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