トヨタ・ハイラックス 詳細データテスト オンよりオフの走りで本領発揮 乗り心地には改善の余地あり
公開 : 2023.03.11 20:25 更新 : 2023.04.03 23:17
使い勝手 ★★★★★☆☆☆☆☆
インフォテインメント
ハイラックスのトヨタ・タッチ2インフォテインメントシステムは、10年近く使われているが、トヨタの乗用モデルのほとんどで退役しているシステムだ。
もっとも、最新のデジタルテクノロジーを期待するようなクルマではないし、その手の装備は必要ないというオーナーもいるだろう。それでも、新車を買って型遅れのデバイスが付いてくるのは、多少なりとも残念に思わずにはいられない。
インターフェイスは、ショートカットボタンに囲まれた8.0インチのタッチディスプレイなので、タップやスワイプを繰り返さなくても簡単に操作できる。スマートフォンのミラーリングは有線接続だが標準装備で、Apple/Androidの双方に対応。しかし、ワイヤレス充電は用意されていない。
ハイラックスではGRスポーツにのみ、9スピーカーのJBLプレミアムオーディオシステムが標準装備される。とはいえ、魂に響くようなサウンドとは言えない。音質は厚みに欠け、スピーカーのまとまりがないデザインも残念だ。
燈火類
ハイラックスGRスポーツに標準装備のLEDプロジェクターヘッドライトは、オートライト付きだが、アクティブ切り替えは備わらない。ハイビームは明るいが、抜きん出たものではない。アクセサリーのライトバーがほしくなる気持ちもわからないではない。
ステアリングとペダル
広いフットウェルに配置された、大きく、スペースも十分に空いたペダルは操作しやすい。ステアリングコラムのオフセットはわずかで、気になるほどではない。テレスコピックの調整幅は不足気味だ。