トヨタ・ランドクルーザー70

公開 : 2014.09.18 23:20  更新 : 2021.01.28 18:18

小さい。ナナマルのボディ・サイズは全長4810×全幅1870×全高1920mmだから物理的に小さいはずはないのだけど、高いアイポイントとタイトな室内幅のせいで視界は広く、フロントの左右端も把握しやすい。ランドローバーが提唱する「コマンドポジション」のシート位置が絶妙なのである。

ボディ形状は4ドア・セミロングのバンと、同じく4ドアのダブルキャブ・ピックアップという2種類のみ。エンジンやトランスミッションは1種類で選択の余地はなく、極めてシンプルなラインナップだ。

搭載されるエンジンは、ランドクルーザー・プラドやFJクルーザーと同じく1GR-FE型4ℓV型6気筒。軽量かつコンパクトなアルミ製シリンダーブロックを採用し、吸気効率を高めるVVT-i(連続可変バルブタイミング機構)やACIS(2段階可変吸気システム)を採用したことなどにより、厚い中低速トルクと優れたレスポンスを実現している。エンジン本体は基本的にランドクルーザープラドやFJクルーザーに搭載されたものと同仕様だが、使用燃料が前述の2車はレギュラーなのに対し、ランクル70ではハイオク指定となっている。

組み合わされるトランスミッションは5速マニュアルのみ。フロアからニョキッと伸びたシフトレバーを左右に動かし、ニュートラルの位置にあることを確かめてからエンジン・スタート。最近ではプッシュスタートが当たり前になったが、もちろんナナマルは従来のエンジンキーをまわすスタイルだ。

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