運転の「本質」を味わえるスポーツセダン 10選 一流のドライバーズカーとは何か

公開 : 2023.03.19 18:05

10. テスラモデル3 RWD

テスラのエントリーモデルとはいえ、243psのパワーと後輪駆動、そして洗練されたセダンボディは、この記事を締めくくるのにぴったりだ。リアに搭載されたモーターがスムーズで瞬発力のあるトルクを発揮するため、0-100km/h加速5.8秒という数字からは想像できないほど速く感じることができる。

正確なステアリングと低く配置されたバッテリーパックによって、コーナーの入口から出口までフラットかつ敏捷に駆け抜けるような感覚を生み出している。フィードバックはあまりなく、特に過敏な電子安全システムが介入すると気が抜けてしまうが、介入度を少し下げると、流れるように地面を進んでいく。

10. テスラ・モデル3 RWD
10. テスラ・モデル3 RWD

ワイドスクリーンのインフォテインメント・スクリーンを備えたミニマルなインテリアレイアウトは、好き嫌いが分かれるところだ、広くて快適で洗練されており、品質も向上しているように見える。また、航続距離約380kmという数値はあまり自慢できるものではないが、テスラのスーパーチャージャー・ネットワークを利用すれば、充電についてもあまり難しく考えなくてよくなる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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