新型「メルセデス・ベンツGLC」価格判明! フルモデルチェンジ車のサイズ/内装/AMGラインを解説

公開 : 2023.03.16 11:04  更新 : 2023.03.24 17:05

ADAS/装備について

新型GLCの安全運転支援システム「インテリジェントドライブ」は、Sクラスに搭載される最新のものを採用している。

対話型インフォテインメント「MBUX」や、テレマティクスサービスの「メルセデスミー・コネクト」、ARナビゲーション(オプション)、生体認証(指紋、声)によるシートポジション等の設定、片側130万画素のデジタルライト(ウルトラハイビーム付き)といった快適装備も充実。

新型GLCにオプション設定されるARナビゲーション
新型GLCにオプション設定されるARナビゲーション    宮澤佳久

また、ドライブモードを「オフロード」にすると、360°カメラシステムを使った「トランスペアレントボンネット」機能が使用できる。メディアディスプレイに前方下方の路面の映像(前輪とその操舵方向を含む)を仮想的に映し出す機能で、進路上にある大きな石や深い窪みなどの障害物をいち早く確認できる。

新開発のオフロードスクリーンは、コクピットディスプレイに車両の傾き、路面の勾配、標高、経度・緯度、コンパスのほか、車速、エンジン回転数が表示される。これに加え、メディアディスプレイには、周辺地形におけるGLCの現在の姿勢や前輪の操舵角、(後輪操舵仕様は)リアホイールの操舵方向などが表示される。

これにより、オフロード走行に関連するすべての運転機能を1つの画面で簡単に操作することができる。

価格・納車時期

日本仕様の新型GLCは、2L 直4ディーゼルターボ+ISGの「GLC 220 d 4マティック」の1グレードのみで、車両価格は820万円。

ハンドル位置は、右のみとなる。

GLC 220 d 4マティック(ハイテックシルバー)
GLC 220 d 4マティック(ハイテックシルバー)    宮澤佳久

予約注文は3月16日から受付。ユーザーへの納車は3月下旬ごろから順次行う予定だ。

エンジンスペックなどは多少異なるが、従来型の同グレードとなるGLC 220 d 4マティックが768万円だったから、かなりの価格アップとなっている。

だが、充実した安全&快適装備に加え、伸びやかで美しいシルエットの中にスポーティかつ洗練された要素を取り入れたエクステリア、リアルウッドを採用した質感の高いトリム、向上したオフロード性能などを考えれば、この価格設定は妥当なのかもしれない。

GLC 220 d 4マティック スペック

撮影車両は、AMGラインパッケージ(60万円)、AMGレザーエクスクルーシブパッケージ(55万円)など、合計200万円近いオプションを装着している。

価格:820万円(撮影車両:1014万円)
全長:4720mm (同4725mm)
全幅:1890mm
全高:1640mm (同1635mm)
最高速度:-
0-100km/h加速:-
燃費:18.1km/L (同18.0km/L)
CO2排出量:-
車両重量:1930kg (同2020kg)
エンジン形式:1992cc直4ディーゼルターボ
使用燃料:軽油
最高出力(エンジン):197ps/3600rpm
最大トルク(エンジン):44.9kg-m/1800-2800rpm
最高出力(モーター):23ps(17kW)
最大トルク(モーター):20.9kg-m
ギアボックス:9速オートマティック
最低地上高:180mm(同175mm)
乗車定員:5名

GLC 220 d 4マティックの荷室(内装色:パワーレッド/ブラック本革)
GLC 220 d 4マティックの荷室(内装色:パワーレッド/ブラック本革)    宮澤佳久

記事に関わった人々

  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。
  • 編集

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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