ジープ・レネゲード 2.0マルチジェットII 170 トレイルホーク
公開 : 2014.09.20 23:50 更新 : 2017.05.29 18:34
■どんな感じ?
レネゲードの全長は約4.2m。敢えてクラス分けをするとしたら小型SUVの類で、デザインと開発はアメリカ国内で行われた。ボディの下はフィアットの小型車用プラットフォームを採用し、後に正式発表されるであろうフィアット500Xの脇(つまりイタリアの工場)で組み立てられる。
組み合わされるエンジンはマルチエア・ターボ・ガソリンかマルチジェット・ターボ・ディーゼルから選択可能で、駆動方式はセンター・デフロック付きのフルタイム4WDとなる。トランスミッションのギア・レシオはショートになっており、斜面で頼りになる坂道発進補助装置も付いている。
ボディ・サイズはBセグメントとCセグメントSUVの中間といったところで、スコダ・イエティやヴォグゾール・モッカが直接的なライバルと言えそう。日本車で言うならば、日産ジュークよりもデュアリスに近いサイズとなっている。
パッセンジャー周辺のスペースは、フォード・フォーカスよりも格段に広いけれど、荷室のサイズはフォーカスと同程度。頭上の余裕は、長身の人が乗っても余るくらい大きい。シートは硬く短く平板だけれど、不思議と疲れることはない。長距離はちとキツイかもしれないが、さほど長くない移動ならば苦痛になることはないだろう。