三菱ふそうeキャンター、フルモデルチェンジ デザイン刷新 シャシラインナップは28型式 新型を解説

公開 : 2023.03.16 16:45

モジュール式バッテリーを採用

ホイールベースに応じてバッテリーを1個から最大3個まで搭載可能なモジュール式バッテリーを採用し、ラストワンマイル輸送からより長距離の輸送まで、用途にあわせた車種を選択できる。

バッテリー(41kWh)1個搭載のSサイズ(標準幅キャブ)は116km、バッテリー2個搭載のMサイズ(標準幅キャブ)は236km、バッテリー3個搭載のLサイズ(ワイド幅キャブ/EX拡幅キャブ)では324kmの航続距離を実現する。

ステアリングヒーターとシートヒーターをオプションで設定し、必要なか所だけを温める省電力機能を追加。

また、電力消費を抑えながらウィンドシールドの曇りを除去するウィンドシールドヒーターもオプションで追加した。

さらに、寒冷時のバッテリーパワーを確保するため、事前に稼働開始時刻をタイマー予約することで稼働開始時に高いパフォーマンスを発揮できる「バッテリープレコンディショニング」機能も新たに標準搭載。

発電により強力なブレーキ力を発生する回生ブレーキの制動力を、「回生なし」から「強回生」までの4段階に強度を増やした。

車載バッテリーからパワーステーションを介して外部給電をおこなう外部給電システムも新たに搭載し、災害時に社会インフラの電源として貢献する。

先進安全機能、テレマティクス機能も充実

被害軽減ブレーキ機能を有する左折巻き込み防止機能「アクティブ・サイドガード・アシスト1.0」、および衝突被害軽減ブレーキ「アクティブ・ブレーキ・アシスト5」を標準装備し、運転注意力の低下を警告するドライバー注意監視システム「アクティブ・アテンション・アシスト」もオプションで搭載。

自動でハイビームまたはロービームに切り替える「インテリジェント・ヘッドライト・コントロール」、交通標識認識機能「トラフィック・サイン・レコグニション」、坂道などで安定した制動力を保持する「電動パーキングブレーキ」や、バックカメラで後退時の事故のリスクを軽減する「バックアイカメラシステム」も新たに標準装備し、安全サポートを強化した。

三菱ふそうeキャンター
三菱ふそうeキャンター    三菱ふそう

新型では、テレマティクス機能「トラックコネクト」を、全車種対象に10年間無料で提供する。

残走行距離やバッテリーの残量、バッテリーが新品に対してどの程度容量が残っているかの健康状態についても、トラックコネクトのポータル上で表示可能になった。

最も電力料金が安い時間帯にタイマーをセットして充電ができる「充電管理システム」機能もオプションで追加した。

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    AUTOCAR JAPAN

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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