旧車を楽しもう! ジュリア・スーパーで、サーキット通いするオーナーに訊く「レース参戦のメリット」

公開 : 2023.03.20 12:15

街乗りは力まず 走行会は思いっきり

「ツーリングやクラシックカーラリーでは、街中をクルマ仲間たちと愉しく走れますよね。そして、レースでは、サーキットをクルマ仲間たちと愉しく走ることができます」

「レースは抜いても抜かれても愉しいというか、気持ちいいので続けています。ツーリングやクラシックカーラリーには、それ特有の魅力があり、レースには、サーキットを走るからこそ得ることができる悦びがあるといえます」

走行会に通い続けるとスキルを磨ける。サーキットで羽を伸ばす習慣のあるオーナーなら、街乗りは安全第一に専念できる。
走行会に通い続けるとスキルを磨ける。サーキットで羽を伸ばす習慣のあるオーナーなら、街乗りは安全第一に専念できる。    高桑秀典

「あと、もうひとつ言えることは、サーキットを思いっきり走っているので、公道のほうでは常に安全にドライブしています。これが“レース形式走行会に通うメリット”だといえますね。自分は運転が上手いと思い、公道をイキって走っている人を見ると恥ずかしくなりますね」

昨年末に10シーズン目の第3戦となる通算39回目が開催されたTBCCは、改めて説明すると、往年の輸入車と懐かしい国産旧車が参加しているレース形式走行会だ。

袖ヶ浦フォレストレースウェイを本気で走るサーキットイベントながら、ドライバーの腕とクルマの性能によるラップタイムで的確なクラス分けが行われており、そこに魅力を感じ、水嶋さんをはじめとする数多くのエントラントが毎回参戦している。

今回も戦前車を対象としたヴィンテージ・スポーツクラスやプレTBCC的なスポーツ走行クラスも人気だった。

第39回のレースリザルトは下記のとおり。

入門者向けのクラブマンズ・カップは1996年式ローバーミニの矢代選手が1位、その上位クラスとなるクリスタル・カップは1968年式フォード・アングリアの手塚選手が1位、さらにその上位クラスとなるスーパークリスタル・カップは1965年式ロータスエランSr-2の薄葉選手が1位、最上位クラスのハイパークリスタル・カップ・クラスは1968年式ダットサン・サニークーペの後藤選手が1位だった。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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